2022/02/02
バレンタインも近づいてきましたが、濃厚なビールは、チョコレートや熟したフルーツなどの複雑な味わいが楽しめるビールも多数。
今回は、そんな世界の「濃厚」な味わいのビールをご紹介いたします。
8.0% インペリアルスタウト スコットランド
インペリアルアルスタウトは、よりハイアルコールで濃厚な味わいに仕上げたスタウト(黒ビール)。
ハービストン・ブルワリーは、スコットランドのハイランド地方にある醸造所で、ホームブルワーとしてスタートし、現在はスコットランドを代表する老舗ブルワリーとなっています。
「ブラックオイル」を意味するオーラ・ドゥと名付けられたこちらのビールは、ハービストンとハイランドパーク蒸留所のコラボにより生まれた、ウイスキー樽熟成のインペリアル・スタウトです。
同社の定番商品”オールドエンジンオイル”を土台としたリッチでスムースなスタウトを、シングルモルト”ハイランドパーク 12年”の空き樽で6ヶ月熟成。
グリルしたステーキやドライフルーツのタルト、バニラやオレンジの香りに、ビターホップやキャラメル、ラズベリーピューレの酸味。
ココアやピート、オークの味わいが複層的に感じられ、奥行きのある味わいに仕上がっています。
ダークチョコレートやタバコの香り、ホップやスパイスのニュアンスが、熟成によってよりリッチで複雑な味わいに昇華された秀逸な1杯。
9.0% トラピスト ベルギー
濃厚なビールが数多く作られているベルギービールの中でも、修道院によって伝統を守って作られているのがトラピストビール。
シメイはスクールモン修道院で作られるトラピストビールで、院内の醸造所で敷地内に設置された井戸水を使用して作られています。
レッド、ホワイト、ブルー、ゴールドの4種類が作られ、それぞれが個性のある魅力のある味わい。
シメイブルーはもともとクリスマスビールとしてリリースされたものが人気を博し、現在は通年作られるようになっている銘柄。
濃厚なカラメルのアロマと香ばしい果実の甘み、スパイシーな風味に深い味わい。
あとに残る苦味が長い余韻をお楽しみいただけます。
8.0% ストロングエール ベルギー
ベルギーのド・ブロック醸造所で作られるストロング・レッドエール。
もともとパブで提供するためにホームブルーイングで作られていたビールでしたが、人気のあまり販売されるようになった逸品。
“つい飲みすぎてしまうが、ハイアルコールなので要注意!”というニュアンスから”サタン”のネーミングが生まれました。
美しい赤褐色で香ばしいモルトの風味、コクのある飲み口に喉ごしの良い甘み。
リンゴのようなフルーティーな香り、干しぶどうやカラメルの甘い香り。
アルコール度数は8%で、あとからアルコールのボリュームがしっかりと感じられます。
11.0% アイスボック ドイツ
アイスボックは、ビールを凍結濃縮してアルコール度数を上げるアイスボック製法を用いて作られたハイアルコールビール。
およそ150年ほど前に、バイエルン王室が占有していたから小麦ビールの醸造権利を購入したシュナイダー社は、以来小麦を使用した様々なレシピを開発し、現在 TAP1 から TAP7 までのレギュラービールを製造しています。
TAP6 アヴェンティヌスをベースに凍結濃縮されたこちらのビールは、長期熟成にも耐え、マホガニー色でほぼ黒に近い色合いに。
イチヂクやレーズンの豊潤な香りにナツメグなどのスパイス、濃厚なモルトの甘みがより強く感じれられ濃厚な味わい。
熟したプラムの香りにバナナやクローヴの風味、力強いアロマとフレーバーがお楽しみいただけます。
14.0% ボック オーストリア
アルコール度数14%を誇り、世界最強ビールとしてギネスブックの認定を受けたこともある、オーストリアのハイアルコールビール。
“サンタクロース”という意味のサミクラウスは、毎年12月に年一度だけ限定醸造され、世界中に出荷されています。
瓶内で熟成されることにより甘みや酸味、熟成感が変化していき、だいたい5年頃が飲み頃とされています。
レーズンや熟したイチヂクの甘い香り、味わいはとろけるような甘みとアルコールのボリューム、クリーミーな口当たりが特徴。
時間をかけてゆっくりとお楽しみいただけるビールです。
Yasutaka Higaki 桧垣泰隆
目黒リパブリック Burger & Beer 目黒
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