2019/10/06
平井のブログ第4号は王のためのウイスキー。ロイヤルブラックラ蒸留所をご紹介致します。
1812年創業のロイヤルブラックラは1833年、ウイリアム王4世によって王室御用達の紋章「ロイヤルワラント」を与えられた蒸留所です。
スコットランドの北ハイランドにあるこの蒸留所はブレンデッドウイスキー「デュワーズ」のキーモルトでもあり日本に入ってきたのは2016年からで、
シェイクスピア「マクベス」の舞台となったゴーダー城の領地で、1812年にウイリアム・フレージャー英軍大尉がビール工場を改築して創業したとされています。
仕込み水は蒸留所内を流れるゴーダー川を使用し、6つのオレゴンパイン製の木桶、2つのステンレス製を発酵槽として使っています。ステンレス製が主流な中、創業当時からの製法にこだわっています。
1964年に蒸留所の改修作業が行われ、今現在ではストレートヘッド型のポットスチル計4個が使われ生産量は350万リットル。
熟成にはオロロソやペドロヒメネスなどのファーストフィルのシェリー樽で熟成させています。
1880年代から本格化したブレンデッドウイスキーブームにより原酒のほとんどがブレンデッド用に使われ、シングルモルトとしての地名度は低く、1900年代には蒸留所の運営も厳しくなりUD社の傘下となります。その時に発売されたのがロイヤルブラックラ10年 花と動物シリーズ、UDレアモルトセレクションです。
その後ロイヤルブラックはバカルディ社の所有となり、オフィシャルのシングルモルトを発売し、今日に至ります。
王室御用達のウイスキー。王のためのウイスキー。是非当店でも召し上がってみて下さい!!