2019/07/20
本日ご紹介するのはこちらの赤ワインです。
Sangervasio Chianti Riserva
トスカーナ沿岸部から20km、なだらかな丘陵地(海抜200m)。
ピサ県パライア市とポンデデッラ市にまたがるサンジェルヴァジオ村。
カンティーナのあるサンジェルヴァジオ村が歴史に登場してくるのは8世紀頃からで
太古の昔は海底だった土地なので、現在でも畑を掘削すると大量の貝殻の化石が見つかります。
この村名をそのままカンティーナ名に冠した「サンジェルヴァジオ」は、現オーナーであるルカ・トマジーニさんの祖父シリオ・トマジーニ氏が1960年、サンジェルヴァジオ村を丸ごと買い取ったことから始まります。
この地域は昔からの農村地帯で、穀物の生産を主にしており、葡萄やオリーブも同時に作られていました。
そしてトマジーニ家が地主となった1960年以降、本格的な葡萄栽培に力を入れ始めます。
当時のトスカーナには殆ど無かったビオロジックを実践し、生態系を意識したワインとして、現在のサンジェルヴァジオのコンセプトが確立、現在ではイタリアの自然派ワイナリーでは先駆けとして知られる存在です。
キャンティといえばトスカーナ州を代表する赤ワインでワインに詳しくない方でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか?
こちらのキャンティリゼルヴァはサンジョヴェーゼ種らしいきれいな酸が利いていますが、ノーマルタイプと違う点はそのまろやかさ。
強さを感じつつも程良いタンニン、舌を刺激しつつもまろやかさを見せる果実味。この絶妙のバランス感覚をお楽しみ下さい。
Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Private room 恵比寿
03-3464-4641
Google Map 渋谷区恵比寿西2-1-7
Facebook