2024/09/24
小麦を使用した白ビールは、爽やかでフルーティーな味わいが人気のビアスタイル。
スッキリとした味わいのドイツ発祥のヴァイツェンや、オレンジピールやコリアンダーを使用し、フルーティーな味わいが特徴のベルギー発祥のホワイトエール など、様々なスタイルがありますが、今回はそんな白ビールをランキング形式でご紹介いたします。
5.3% ヴァイツェン
ミュンヘン北東に位置する”エルディンガー ヴァイスブロイ”は、白ビールに特化したビール造りをしています。
フラッグシップの”Erdinger Weissbier Hefe”は、選りすぐった原材料を用いて醸造され、契約農家で栽培されたタンパク質の少ない品種の小麦や、世界最大規模のホップの産地、ミュンヘン北部のハラタウ地方で作られるホップが使用されています。
瓶詰め後二次発酵することにより酵母が残り、濁った仕上がりに。
炭酸ガスが強いため、泡立ちはキメ細やかでクリーミーな口当たり。
レモンのような酸味にバナナやクローヴのフルーティーな香り、酵母からくる心地よいエステル香とともに、切れ上がりの良いすっきりとした味わいです。
5.4% ヴァイツェン ドイツ
1000年以上の歴史を誇る、現存する世界最古の醸造所・ヴァイエンステファン。
西暦725年に建てられた修道院で作られていたのが始まりで、当時この辺りは綺麗な水に恵まれず、水を一度煮沸してつくるビールは、安全な飲み物として重宝されていました。
以来その修道院でビールをつくり、巡礼者に販売もして修道院の修繕や慈善事業に充ててきた歴史ある醸造所です。
19世紀になると修道院は解体されてしまったものの、醸造所はバイエルン王室の所有となり、現在に至るまで続いてきました。
第一次世界大戦後は州立に移行し、現在は同じ敷地内にミュンヘン工科大学の醸造学科も置かれ、最先端のビールの研究や教育が行われています。
また世界の酵母バンクとも呼ばれ、150種類以上の酵母をストックし、世界中のビール会社に販売等も行なっている、歴史と伝統、最新技術を併せ持つ蒸留所です。
バナナやクローヴの香りにフルーティーで軽快な味わい。
世界最古の醸造所が誇る白ビールは、香りや芳醇さが格別の味わいです。
5.5% ヴァイツェン ドイツ
ヴァイスビアは南ドイツ発祥のスタイルで、50%以上の小麦を使用したクリーミーな泡立ちの白ビール。
ヴァイスは白、ヴァイツェンは小麦を意味し同義で用いられ、酵母入りの濁った外観のものは酵母意味するへーフェと合わせて呼ばれます。
パウラーナー社は、バイエルン州の州都ミュンヘンにある1634年設立の歴史ある醸造所で、オクトーバーフェストの6大公式ブルワリーのひとつです。
同社のヘーフェヴァィスはドイツでNo.1のシェアを誇り、優しい酵母の甘みとフルーティーでまろやかな喉越しが特徴。
ややオレンジがかった色合いに、芳醇なバナナやクローヴの香り、柔らかで滑らかな口当たりがお楽しみいただけます。
5.0% ホワイトエール イタリア
バラデンはイタリアで初めてクラフトビールを醸造したブルワリー。
1986年にピエモンテでビアパブを始め、現在では原料の95%以上を自社農場で栽培するファーマー・ブルワリーに成長したブルワリーです。
素材にこだわって醸造していて、イタリア初の100%自国産原料のビールなど、独創的な試みを続けています。
イザックは1997年に発売された、こちらもイタリア初となるホワイトエールです。
フルーティーで軽快な味わい、飲みやすい口当たりで、ベルジャンホワイトながらに軽めの味わいが爽やかで飲みやすい1本。
オレンジピールとコリアンダーの香りが心地よく、バランスよくまとまったビールです。
4.7% ベルジャンホワイト ベルギー
ベルギーにあるデュベル・モルトガット醸造所は、1871年創業の歴史ある醸造所。
名前の通りデュベルを始めとした様々なビールを醸造し、リーフマンス、デコーニンクといったブランドも傘下に収めるベルギー有数の醸造所で、ヴェデット・エクストラホワイトもこちらで作られています。
白く濁った明るい色合いに、オレンジやレモン、バナナのフルーティーな香り。
柔らかい口当たりに爽やかな酸味、キレのある味わいが爽快感のある1杯です。
ヴェデットはオランダ語やフランス語で”スター””有名人”を意味する言葉。
ラベルの裏面にヴェデットを飲む人々の顔写真が貼られ、誰もがスターになれるというコンセプトが面白い試みのブランドです。
目黒リパブリック Beer&Burger
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