2023/01/22
当店ヴィンサントでは、ウイスキーはスコッチシングルモルトウイスキーのボトラーズを中心に取り揃えております。
そんな中でもアイラ島で作られるスモーキーなスコッチ、アイラモルト。
独特のクセと唯一無二のフレーバーで世界中にファンがいるウイスキーです。
こちらはストレートやロックで楽しむのも勿論いいのですが、ソーダ割りにしてもスモーキーなハイボールを楽しむことが出来ます。
今回はバーテンダーが選ぶスモーキーなハイボールにオススメのウイスキーをご紹介致します!
1815年創業の蒸留所で、名前の由来はゲール語で「広い入り江の美しい窪地」の意味があるラフロイグ。
ラフロイグは、ポートエレンや本土の精麦工場から35〜40ppmの麦芽を仕入れている他、フロアモルティングによる自家製麦も行っており、その自家製麦用のピートの採掘場が海藻の成分を多く含むらしく、そこから生まれる独特のフレーバーがラフロイグの特徴となっています。
よく、燻製や消毒、病院の香り、正露丸などと表現される唯一無二のフレーバーは、「好きな人は徹底的に好き。嫌いな人は徹底的に嫌い」と言われ、チャールズ皇太子が大好きで、プリンス・オブ・ウェールズのロイヤルワラントを持っています。
非常に男性的なアイラモルトの代表格ですね。
アードベッグ蒸留所の定番ボトルである10年熟成、通称アードベッグテンです。
同蒸留所の定番にして、基本となるのがこちらのテン。
スモーキーフレーバーに強いピート香と、アードベッグの個性を完全に現した一本。
素晴らしい完成度で、個人的にはスコッチウイスキーのオフィシャルボトルの定番商品の中では最も完成されているのではないかと思うほど。
ボウモア蒸留所は1779年創業と、現存するアイラ島の蒸留所では最も古い蒸留所です。
スコッチの全蒸留所でも2番目に古い、非常に歴史のある蒸留所なのです。
名前の由来はゲール語で「大いなる岩礁」。
ボウモアの特徴は伝統的なフロアモルティングを行っていることで、独自のピートの採掘場から取ったピートで乾燥を行っています。
採掘場がアイラ島中央部の高台にあるため、他の採掘場とは違う成分になっていることから、アイラの他のピートよりも穏やかな風味となっています。
フェノール値の強さは25〜30ppmで、アイラモルトの中では比較的ライトなほう。麦芽由来の風味がピートに押されること無く、甘さとピートのバランスがとれた上品な味わいから「アイラの女王」などと称されます。
アイラビギナーの方はまず、このボウモアからスタートしてみるのもいいかもしれませんね。
1816年創業の蒸留所で、名前の由来はゲール語で「水車小屋のある窪地」。
もともとはアイラ島の密造の中心地だった場所らしく、10以上の密造所が密集していたそうです。
創業者はジョン・ジョンストンですが、ジョンの死後、買収を重ね、エジンバラ出身のジェームズ・ローガン・マッキーがオーナーとなります。
ピートの強さは34〜38ppmでアイラモルトの中ではミディアム程度のフェノール値ではありますが、重くどっしりとした風味が特徴のウイスキー。
多くの蒸留所のスタンダードが10年、12年なのですが、ラガヴーリンのスタンダードは16年と長めの熟成期間なのも特徴的です。
ブルイックラディ蒸留所のピートタイプのブランドがこちらのポートシャーロット。
フェノール値40ppmとアイラモルトの中では丁度中間程度のピートレベル、クセはあるもののバランスの取れたスモーキーフレーバーでビギナーからアイラ好きまで幅広く愛飲されています。
こちらの限定ボトルSC01はソーテルヌ(S)カスク(C)の頭文字から取ったもので、甘口デザートワインであるソーテルヌワインの樽で熟成された原酒をブレンド。
ドライでクリーン、ヨード香や海藻、スモーキーなフレーバーは控えめでソーテルヌ由来の甘さが上品なアイラモルトに仕上がっています。
Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Whisky shop 恵比寿
03-3464-4641
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