グレンドロナック 15年 スコッチモルトウイスキーソサエティ 96.43 ウォーゼル案山子の一杯 / 中野 Whisky Burgers

SMWSグレンドロナック

 

ウォーゼル案山子の一杯 96.43 15年 スコッチモルトウイスキーソサエティ

スコッチモルトウイスキーソサエティ(通称SMWS)という会員制ウイスキークラブをご存知でしょうか?
一見すると謎に満ちた秘密結社のようですが、その実体はただひたすらに、純粋にウイスキーを享受せんとする素敵なクラブ。
今回はSMWSらしさの詰まった一本をご紹介いたします。

 

SMWS 96.43 15y Worzel Drammage
SMWS 96.43 15年 ウォーゼル案山子の一杯

SMWSをはじめて知る方には何が何やらと混乱されることと思いますが、まずはボトルに記された96.43というコード。
SMWSでは先入観に囚われることなく、ひとつの樽からボトリングされたウイスキーを楽しむというコンセプトの下、蒸留所名は記載せずコードで区別しています。
そのため頭の96はとある蒸留所を指しており、末尾の43はその蒸留所から何個目の樽からボトリングされたかを表します。

一応コードから蒸留所を調べることは可能ですが、本記事では最後まで伏せておくこととしましょう。
ネタバレを避けたい方はテイスティングノートまでに留めておいてくださいね。

次は”ウォーゼル案山子の一杯”という謎のタイトル。
SMWSのボトルにはそれぞれこのような題名がつけられており、香りや味わいを表したようなものもあれば、インスピレーション重視の詩的なものまで様々。
タイトルから連想してチョイスするのも楽しみ方のひとつです。

今回は”Worzel Drammage”と、聞き慣れない単語が並んでいるわけですが、イギリスで親しまれている児童書シリーズに登場する”Worzel Gummidge”と名付けられた案山子のキャラクターに由来している模様。
そこに微量の液量単位として使われるdramという単語を合わせた言葉遊びと思われます。

素朴な田舎町にあり、イタズラ好きで気まぐれながらも心優しい性格で愛されるウォーゼルの一杯。
想像をかき立てられますね。

バーボンバレルで12年の熟成の後、異なる蒸留所の原酒の熟成に使用されたセカンドフィルペドロヒメネスシェリーホグスヘッドに移し替え追熟。
後者の樽から一回目にボトリングされたウイスキーもSMWSからリリースされた55.86。
気になる方は調べてみてもおもしろいかもしれません。

テイスティングノート
チェリーや野いちご、熟した林檎に桃。スイートピーや桜を思わせる春のアロマ。
口に含むと濃厚な花の蜜のような甘みからペッパーやアニスのスパイスが広がり、ほのかにオリーブオイルの青みがかったフレーバー。
フィニッシュは柑橘のピールとハーブの効いたアマーロのような風味を残しつつ心地良い余韻が続きます。

それでは最後に蒸留所の種明かし。
原酒の製造元はシェリー樽熟成のシングルモルトウイスキーとして多くのファンを魅了するハイランドの蒸留所、グレンドロナックでした。

知っても知らずとも、心からウイスキーを楽しむ気持ちが一番。
イメージを膨らませながら、思いを馳せながらご堪能ください。

 

Keisuke Kosaka 小坂啓輔

Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
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