2026/08/27
哲 TETSU REFINE 錬 シングルグレーンジャパニーズウイスキー
Tetsu Refine Single grain Japanese whisky
産 地:栃木県
蒸留所:日光街道蒸溜所
ALC:50.0%
価 格:¥1,650(税込)
1872年創業、日本酒「若盛」や「門外不出」を醸す栃木県小山市の老舗蔵、西堀酒造。
6代目当主の西堀哲也氏が率いるのが、日光街道小山蒸溜所です。
東京大学で哲学を学んだ西堀氏がウイスキー造りに掲げたのは、単なるスコッチウイスキーの再現ではなく、「日本酒蔵だからこそ生み出せる、真のジャパニーズウイスキーとは何か」という問い。
その答えを求め、日本酒造りで培ってきた技術と発想をウイスキーへと応用しており、その象徴ともいえるのが、清酒酵母を使った発酵です。
清酒酵母は、一般的なウイスキー酵母とは異なり、麦汁に含まれるマルトース(麦芽糖)をほとんど資化できないため、通常の方法では十分なアルコールを得ることが難しかったそうです。
そこで取り入れたのが、日本酒で用いられる「段仕込み」の考え方です。
独自の発酵工程によって、清酒酵母を使いながらアルコール分約8%のモロミをつくり上げることに成功しました。
蒸留にも、日本酒蔵ならではの思想が息づいており、繊細なモロミの香味をできるだけ活かすため、採用したのは減圧蒸留。
兵庫県・薮田産業に特注したオリジナルのステンレス蒸留器には、ヘッド内部に特殊な銅板を施しております。
仕込水には、日本酒と同じく日光山系の地下水を使用しており、発酵から蒸留、仕込水に至るまで、徹底して日本に根ざしたウイスキー造りを追求しています。
2026年7月にリリースされた「哲/TETSU REFINE【錬】」は、酒米由来の吟醸粉を原料に、清酒酵母100%で発酵し、減圧蒸留で仕上げた、シングルグレーンのジャパニーズウイスキーです。
「REFINE=磨く」という名の通り、そこには日本酒における「吟醸」の思想が込められています。
「米を磨き、発酵を磨き、香味を磨き上げる。」
日本酒造りで培われたその思想をウイスキーへと応用し、グレーンウイスキーの新たな表現を目指した一本です。
酒米と清酒酵母から生まれる、繊細で穏やかな香味、静かな奥行きと余韻、そして清冽なフィニッシュ。
それは、従来のグレーンウイスキーという枠組みだけでは語りきれない、日本酒蔵だからこそ生み出せる個性なのかもしれません。
まさに日光街道小山蒸溜所が追い求めるジャパニーズウイスキーのひとつの暫定解で、日本酒蔵の技術と哲学を礎に、ウイスキーという新たな領域へ挑戦する、その現在地を味わえる一本です。
Hidekazu Suzuki 鈴木英和
Vision Whisky Bar ヴィジョン
吉祥寺/東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-8 耶馬ビルB1
0422-20-2023
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