水楢リキュール ウイスキーにも使われる樽材のリキュールをご紹介 / 中野 Whisky Burgers

ジャパニーズリキュールミズナラ

「ミズナラ」と聞くと、もしかしたらお酒を飲まない方でも聞いたことがあると思うかもしれません。

さて、本日は「ミズナラ」のお話です。

まず、ミズナラは木なんです。
オークと呼ばれるブナ科コナラ属の一種、学名はクエルクス・モンゴリカ。
日本だと北海道〜本州、アジアでは北東部(ロシアや中国)あたりに分布しています。
大きいものは30mほどにもなる高木で、それゆえに「オオナラ」と呼ばれることもあるそう。

ミズナラの大きな特徴のひとつで他のオーク材よりも水を多く含む構造がありますが、その特徴から「ミズナラ(水楢)」という名前が付けられています。
この後に紹介する特徴と相まって、水が木材から滲み出ることもあるそうな。

そしてもう一つ注目すべき特徴が回旋しながら木が大きくなること。これは、どういうことなのか。
実は、ウイスキーの樽作りにはかなり影響のあるポイントとなってきます。
繊維が曲がっていると言うことは、加工が難しいということ。
ミズナラでの樽作りには高度な技術が必要となるのです。

水楢が樽として使われ始めたのは戦後間もない頃。
樽材の輸入ができず代わりのものを探した結果、水楢にたどり着いたそうです。
加工が難しいとはいえ日本の職人の加工技術があればできるというのが、またすごいところ。
ミズナラは本来代替品として使われていたこともあり、ウイスキーの樽という点で見れば比較的新参者であることは確かですね。

その”代わり”であったミズナラ。
ウイスキーをじっくり熟成させてみたところ、白檀や伽羅のようなスパイシーかつオリエンタルな風味が出たんだそう。
これもあり、最近は注目株となってきてきるんです。

さて、こんなミズナラですが。
実は当店ならリキュールとして味わえます。

 

The Japanese Liqueur Mizunara
ザ・ジャパニーズ リキュール 水楢

木の落ち着く香りと、和菓子のような優しく包み込むような甘み。
新築の建物、もしくは田舎の古民家をも思い出させてくれるかもしれません。

ミズナラ樽に出会えていないあなた。
まずはリキュールから始めませんか?
木をリキュールとした、こちらもまた日本の酒造り職人の腕が光る一本です。

 

Chikako Matsuo 松尾 知可子

Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
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