2020/02/23
平井のブログ第23弾は皆様ご存知のマッカラン蒸留所をご紹介致します。
さて、スペイサイドにあるマッカラン蒸留所。創業は1824年で、スコットランドで2番目に大きな川「スペイ川」の中流、クレイゲラキ村の対岸にあります。ロンドンの超有名百貨店「ハロッズ」がまとめたウイスキー読本の中では「シングルモルトのロールロイス」と評された事でも有名です。
また、グレンリベットの次に政府認定の蒸留所ライセンスを取得した事でも知られています。
早速製造工程ですが、まず初めに原料となる大麦は蒸留所が指定する農園で作られたものを使用しており、ゴールデンプロミス種をはじめ、ミンストレル種という変わった品種を多く使用しております。
仕込み水はリンゴルム川の軟水を使用。
蒸留には形状の異なる小さなポットスチルを複数使用することで、それぞれタイプの異なる原酒を多く作りあげています。
熟成にはさらにこだわりをもっており、マッカランのシェリー樽は自社製のものを使用しています。樽に使用する木材からこだわっており、長年の研究の結果、ドライ・オロロソシェリー樽だけを使用しています。
そんなこだわりの樽の作り方ですが、まず自社で管理している森林からヨーロピアンオークとアメリカンオークを伐採・乾燥させ樽を製造します。
そして出来上がった樽はスペインのヘレス地方に輸出され、ゴンザレス・ピアレス社に依頼し、オリジナルレシピの元、シェリー酒(オロロソ)を3年間漬け込んで完成となります。
ただ今当店にはスタンダードな12年とシェリーでシーズニングされたヨーロピアンオーク樽とアメリカンオーク樽、ホグスヘッド樽を使用しているルミーナがあります!是非召し上がってみて下さい!