2009/12/14
「コーチング」
という言葉を、耳にした事のある方は、
どのくらいいらっしゃいますか?
【17】 12/12 コーチングを身につけよう!トップコーチの社内面談のコツ公開ミーティング
● ゲスト:斉藤日登美
Quality Time Corporation
代表
● ライター:4630
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「カウンセリング」という言葉なら、多くの方が耳にした事があると思います。
カウンセリングとは、会話を通して相手に“気付き”を与えること。
コーチングも、基本的には同じです。
『コーチング』とは、
質問を沢山使って、相手の中の1つの答えを導くこと。
ゲストの斎藤日登美さんは、冒頭でそう話しました。
平成21年12月12日。
『コーチ』
その存在を知るため、師走の夜に多くの皆さまが集まりました。
コーチングは、アメリカでは1950’s~、企業などにおけるマネジメントスキルとして使われてきました。
近年、日本でも、コーチングを学ぶ人が増えてきたそうです。
今回、トップコーチの斎藤日登美さんには、
「社内における面談力、面接力をつけるためには、どうしたら良いのか?」
という話から、『コーチングとは何か?』までを、噛み砕いて説明して頂きました。
「コーチングに関するスキルは、生きるうえで役に立つ」
そう話す斎藤さんが、そもそもコーチングを語るうえで、
スキルの前に大事な2つがあると、斎藤日登美論を伝授。
<前提1.>
相手の可能性をとことん信じること。
→この気持ちがなければ、絶対にうまくいかない。
どれだけ相手に理解力がなくても、未来は誰にもわからないし、誰も否定は出来ない。
『ピグマリオン効果』
という現象が世の中にはあるそうです。
期待をする、されることで、何故か可能性が伸びたり広がったりする効果。
相手に期待し、相手を信じ、相手の中に必ずある“答え”を探し出す。
コーチングは、あれやれこれやれ言わず、相手の引き出しをうまく引き出す仕事。
<前提2.>
「相手は間違っている」という前提はナシ。
自分も、相手も、間違ってはいない。
これらがスキルを利用する前に必要な、斎藤日登美流コーチングです。
そして、コーチングの代表的なスキルは4つ。
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1.傾聴
→“きく”という言葉には、3つの漢字が当てはまります。
・「訊く」→尋ねる。伺うなどの“きく”
・「聞く」→自然と耳に入ってきたり、意識的に耳を閉ざせる“きく”
・「聴く」→意識的に、耳を傾ける“きく”=コーチングの“きく”
“有言は銀。沈黙は金”
という言葉が表わすように、人の話を聴くことは、コーチングにとってとても大切な事。
2.承認/フィードバック
3.質問
→別の視点を与える、与えてくれる。
4.提案
→質問から答えを出せなかった時に、提案をする
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これら4つのスキルを使って、対人との会話、コミュニケーションを図るのですが、
それぞれのスキルで、やってはいけない事があります。
例えば、
「傾聴」において、
自分のペースで人と相対してはいけません。
相手のペースに合わせる、“ペーシング”と呼ばれる技術を使い、
会話のスピード、呼吸を合わせ、コミュニケートします。
『それはバーテンダーも同じだ!』
※シャチョー
談
また、“ミラーリング”という、相手と同じしぐさをする技術を用いて、
相手と気持ちを通じ合わせる事も、大切なスキルです。
ただし、これらの事は、相手を観察していなければ出来ない“ing”。
社内での面談では、相手のペースに合わせなければアウトです。
相手と同じ顔をし、相手に安心感を与える。
これらは訓練次第で誰にでも出来るスキル。
とにかく相手に合わせ、話を聴いて、自分の意見を言うのは最後にします。
これにより、「ラ・ポール」=心の架け橋を築きます。
「承認とフィードバック」という視点では、
“問題”だけを話すのではなく、問題ではない事も、上司と部下で話し合い、
部下の良い部分は認め、小さなフィードバックを重ねる事が大切です。
相手の努力を認めること。これは、相手を見ていなければ気付きません。
何かを教えるべき相手には、常に気をつけてみる事。
そして、その相手に対して、ダメ出しをしない。
例えば何か相手が結果を出したときに、自己評価を聴いてみます。
「80点」
と言われたら、-20点の理由を尋ねてみます。
その-20点の理由に、上司自身が納得しなければ、
『でも』
という言葉を使わずに、相手を肯定しながら、別の角度から上司の考えを提案してみます。
「1つ提案しても良い?」
と尋ねると、相手はNoとは言いません。
そのときに、上司は自分の考えを話す事が重要です。
傾聴→承認→フィードバック→提案。
コーチングのスキルを使って、社内コミュニケーションをうまく図り、
円滑な人間関係を築いたうえで、仕事に取り組んでみれば、
また違った仕事のやり方が、見つかるかもしれませんね。
是非使ってみてください。
最後に、一人の方から質問がありました。
Q.「トップコーチと、普通のコーチの違いって何ですか?」
A.「コーチ自身が、どのくらい自分の可能性を信じて生きてきたか?で、その違いは決まると思います。」
これまで“チャレンジ”してきているかどうか。
コーチという名を語って、人に何かを伝え、人から何かを引き出そうとしているうえで、
スキルだけで相手から何かを引き出せるわけがない!
豊富な経験から裏付けされた、斎藤日登美コーチの、ハートのこもった声は、
何を話しても、誰に対しても、平等に、深く、突き刺さる。
コーチングの話は、
「コーチ」という職業を知らなければ、
少し理解しづらい部分があるような気もしています。
文字列だけでは伝えられない「コーチング」。
是非一度、斎藤日登美コーチの話を、聴いてみてはいかがでしょうか??
斎藤さん、2度目の出演、誠にありがとうございました!是非来年もよろしくお願いします!
ご参加頂いた皆様、忘年会シーズンでお忙しい12月にご足労頂き、本当に有難うございました!
さて。
来週は、ミーティングはお休みです。
その代わりに、シロサワ店長の企画
が。。。
そして、
26日(土)が、今年最後のミーティング。
婚活ビジネスが多発した2009年を締めくくる、
婚活戦略ミーティング。
ご予約はお早めに!!!!!
参加者募集中! 残席状況:◎
【18】 12/26 婚活ブランディングとは?2010年婚活戦略ミーティング
● ゲスト:澤口珠子 国際イメージコンサルタント ● 参加費:¥4,000
※参加申込フォーマット請求及びお問い合わせは info@atcf.jp
からどうぞ。