2021/06/08
VinSanto 併設の「恵比寿ウイスキーショップ」ではスコットランド産のウィスキー、つまりスコッチウィスキーを中心にラインナップしておりますが、スコッチ以外もあります。今回はアイリッシュウィスキーです。
アイリッシュウィスキーとは、アイルランドで作られるウィスキーのことでスコッチと並び世界5大ウィスキーの一つにも数えられる高品質なウィスキー。
今週はそんなアイリッシュウィスキーから、ティーリング飲み比べ+1のフライトパックをご紹介。
アイルランドのダブリンに本拠を構えるインディペンデントボトラーブランド、ティーリング社。
アイリッシュウイスキー業界にアイルランドの独立の気運を再び取り戻そうと、当時のクーリー社の社長であったジャック・ティーリング氏がハンドクラフト&スモールバッチのアイリッシュウイスキーを作るべく新たに設立したのがこのティーリング社なのです。
ティーリング家はダブリンでウイスキーの生産が盛んだった1700年代に既にウイスキーの蒸留所を所有していましたが、現在稼動している蒸留所は皆無。
それが再度復活を果たしたのですからなかなか感慨深いものがありますよね、ブランドアイコンの不死鳥マークはそんな「復活」の意味が込められているのかもしれませんね。
より多くの人々にティーリングのみならずアイリッシュウイスキーを知ってもらう為の啓蒙活動も行うなど、今最も注目のアイリッシュウィスキーブランドといっても過言ではないでしょう。
そんな同社のレギュラーボトルがこちら、スモールバッチ。
モルト・グレーンのウィスキーをブレンド、ニカラグアのラムカスクで後熟させた華やかな甘さが楽しめる定番商品。
ティーリングから同じく定番ボトルの一つ、シングルモルト。
こちらは2019年秋にリリースされた商品で、その名の通りグレーンウィスキーをブレンドしないシングルモルトのタイプ、熟成年数表記のないノンエイジではありますがシェリー・ポート・マディラ・ホワイトバーガンディー・カベルネソーヴィニヨンの5種類の樽でフィニッシュさせたモルトをブレンドすることで非常に複雑な味わいを表現することに成功。
バランスの優れた優秀な一本です。
新たな定番商品となるべくリリースされたのがこちら、ティーリングブラックピッツ。
ブラックピッツとはティーリング蒸留所近くにある地域の名前で、かつてはアイリッシュウィスキー最盛期に精麦工場エリアとして栄えた場所なんだそう。
ティーリング初のピーテッドタイプで、3回蒸留後バーボン樽・ソーテルヌワイン樽でそれぞれ熟成、ブレンドします。
アイリッシュならではのソフト・フルーティーな味わいにスモーキーさがプラス、スコッチのアイラモルトとはまた違った味わいを楽しむことが出来る一本。
ティーリングで蒸留した初のウィスキーとして2019にリリースされたティーリングの看板商品の日本市場向けシングルカスク&カスクストレングスの限定品がこちら。
バーボン樽で4年間熟成された2016年の原酒をシングルカスクでボトリング、アルコール度数60%超えのハイプルーフ、インパクトとパワフルながらもフルーティーな甘さを持った一本。
完成度の高いアイリッシュウィスキーです。
最後は、ドイツの人気ボトラーズ、ウィスキーエージェンシーのアイリッシュウィスキーをご紹介。
アートワークシリーズはウイスキーエージェンシーと、日本のスリーリバース社が共同でティスティングを行い厳選した樽のみをジョイントでボトリングしたシリーズで、その名の通り芸術的な絵画ラベルでも人気を集めるシリーズです。
こちらはスコッチではなく、アイランドのウイスキー・アイリッシュモルトをボトリングした一本で、アイリッシュらしい華やかでフルーティーな香りとソフトで滑らかな味わいは正に王道のアイリッシュモルトです。
Naoshi Morioka 森岡尚史
VinSanto Bar & Study 恵比寿
03-3464-4641
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