2024/07/01
ウイスキーをベースとしたクラシックカクテルと言えば、オールドファッションドやマンハッタンが代表的。
ウイスキーサワーもそのひとつです。
ウイスキーに砂糖とレモンを加えるレシピが一般的ですが、シンプルなだけあってアレンジの幅も広く、そのレシピの種類はバーテンダーの数だけ存在すると言っても過言ではありません。
今回はベースとなるウイスキーのチョイスから副材料まで、私小坂が提案するウイスキーサワーをご紹介。
Whisky Sour
ウイスキーサワー
サワーと言うお酒を語るとき、日本においてはスピリッツに果汁やシロップ類を加えてソーダで割った飲料をイメージされる方が多いかもしれませんが、元来は sour という単語が意味するように、柑橘類の酸味と砂糖などで甘味を加えたカクテルを指す言葉でした。
ウイスキーサワーの発祥は150年以上も前に遡り、船乗りたちが海上での長い生活でビタミンCの欠乏からくる壊血病に罹るのを防ぐため蒸留酒にレモンやライムを加えて飲んでいたものが起源と考えられています。
さてキホンのお話はこのあたりでおしまい、ここからは本題のツイストレシピのご紹介です。
まずはベースとしてタリスカー10年をピックアップ。
タリスカーが持つスモークとペッパーのニュアンスを活かしつつ、フレッシュフルーツで化学反応を起こしたい。
選ばれたのはパッションフルーツでした。
トロピカルな甘みが広がるパッションフルーツにレモンジュースの酸味でバランスを取りつつ、最後にもうひとつスパイスとして柚子胡椒のリキュールを。
和の柑橘と唐辛子のアクセントが味に複雑みをプラス。
南国の甘美なアロマからタリスカーの旨味とほろ苦い煙、スパイシーな余韻が後引く夏らしいウイスキーサワーに仕上がりました。
是非一度ご賞味くださいませ。
Whisky Burgers Bar
中野/東京都中野区中野2-30-8 立川ビルB1
03-5340-5808
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