定例ワイン会レポート！国際品種飲み比べ フランスVSその他 2025.4.29 / 渋谷 OLIM

看板のない隠れ家BAR 渋谷OLIMブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます！！

実は定例の月一ワイン会を開催しております。
毎月季節に合わせてテーマを決めて皆さんで飲み比べをします。
普段取り扱いができないようなヴィンテージのワインや、高額な、プレミアムワインも皆さんでシェアするので「みんなで開ければ怖くない」というやつです笑

今回のテーマは「国際品種飲み比べフランスVSその他の国」
ということでワインスクールのようなテーマでした。

品種は以下の5種

～ シャルドネ・ソーヴィニヨンブラン・ピノノワール・カベルネソーヴィニヨン・メルロ ～

ワインリスト

【シャルドネ】
• バンジャマン・ルルー サン・トーバン プルミエ・クリュ 2015（フランス）
• ロバート・モンダヴィ シャルドネ 2019（アメリカ）

]【ソーヴィニヨン・ブラン】
• アルフォンス・メロ サンセール ラ・ムシエール 2022（フランス）
• ヴィエ・ディ・ロマンス ピエーレ ソーヴィニヨン・ブラン 2022（イタリア）

【ピノ・ノワール】
• バンジャマン・ルルー ヴォーヌ・ロマネ 2015（フランス）
• キムラ・セラーズ マールボロ ピノ・ノワール 2021（ニュージーランド）

【カベルネ・ソーヴィニヨン】
• シャトー・ラ・ルーヴィエール 1996（フランス）
• シャトー・モンテレーナ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2019（アメリカ）

【メルロ】
• クロ・ド・ロラトワール 1995（フランス）
• ダックホーン・ヴィンヤード メルロー スリーパームス・ヴィンヤード 2020（アメリカ）

【シャルドネ編】

■ バンジャマン・ルルー サン・トーバン プルミエ・クリュ 2015（フランス）

• 生産者紹介
ブルゴーニュ新世代を代表する若手醸造家。ミネラル感を最大限に引き出すナチュラルなスタイル。

• ワインの特徴
標高高い畑由来のシャープな酸と豊かなミネラル感。樽使用は控えめ、繊細な仕上がり。

• 味わい
レモン、白い花、火打石、引き締まった骨格。

• ペアリング料理
白身魚のムニエル、帆立のカルパッチョ

■ ロバート・モンダヴィ シャルドネ 2019（アメリカ）

• 生産者紹介
ナパヴァレーを世界に知らしめたパイオニア。

• ワインの特徴
豊かな果実味、しっかりした樽感。リッチなスタイル。

• 味わい
パイナップル、バター、バニラ、クリーミーな口当たり。

• ペアリング料理
ロブスターのグリル、バターチキン

思いの外アメリカシャルドネが綺麗なワインだったため、そこまでの差は皆さん体感できなかった様子ですが、フランス派が多かったように思います。

【ソーヴィニヨン・ブラン編】

■ アルフォンス・メロ サンセール ラ・ムシエール 2022（フランス）

• 生産者紹介
ロワール・サンセールの名門、ビオディナミ実践。

• ワインの特徴
石灰質土壌由来のシャープな酸とミネラル感。

• 味わい
ライム、グレープフルーツ、ハーブ、白い花。

• ペアリング料理
山羊チーズのサラダ、アスパラガスのグリル

■ ヴィエ・ディ・ロマンス ピエーレ ソーヴィニヨン・ブラン 2022（イタリア）

• 生産者紹介
イタリア・フリウリ屈指の造り手。果実味と複雑味が両立。

• ワインの特徴
トロピカルフルーツと丸みを帯びた酸、豊かなボディ。

• 味わい
パッションフルーツ、ライチ、熟れたグレープフルーツ。

• ペアリング料理
カプレーゼサラダ、白身魚のカルパッチョ

本来であればニュージーランドとフランスの比較テイスティングが王道ですが、あえて私の激推しイタリア。

【ピノ・ノワール編】

■ バンジャマン・ルルー ヴォーヌ・ロマネ 2015（フランス）

• 生産者紹介
ブルゴーニュ期待の若手醸造家。テロワール重視で繊細なワイン造り。

• ワインの特徴
赤系果実中心、スパイス、シルキーなタンニン。

• 味わい
ラズベリー、チェリー、バラ、スパイス。

• ペアリング料理
鴨のロースト、マッシュルームリゾット

■ キムラ・セラーズ マールボロ ピノ・ノワール 2021（ニュージーランド）

• 生産者紹介
日本人醸造家・木村滋久氏がニュージーランドで設立。

• ワインの特徴
フレッシュな果実味と柔らかな酸。

• 味わい
クランベリー、チェリー、柔らかいタンニン。

• ペアリング料理
サーモンのロースト、豚肉のソテー

ヴィンテージ差が明確でNZはまだ堅かった印象。

【メルロー編】

■ クロ・ド・ロラトワール 1995（フランス）

• 生産者紹介
サンテミリオンの名門。エレガントで熟成に耐えるメルロ。

• ワインの特徴
熟成由来のトリュフ香とドライフルーツ感。

• 味わい
プルーン、ブラックベリー、トリュフ、スパイス。

• ペアリング料理
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、鴨のコンフィ

■ ダックホーン・ヴィンヤード メルロー スリーパームス・ヴィンヤード 2020（アメリカ）

• 生産者紹介
ナパ・ヴァレーのメルロの名手。特にスリーパームスは伝説的区画。

• ワインの特徴
凝縮した果実味と濃密なテクスチャー。

• 味わい
ブラックチェリー、チョコレート、スパイス。

• ペアリング料理
スパイス香るローストビーフ、ビーフシチュー

非常にわかりやすかった比較になったかと思います。
フランスは熟成のピークでギリギリだったなと。

【カベルネ・ソーヴィニヨン編】

■ シャトー・ラ・ルーヴィエール 1996（フランス）

• 生産者紹介
ボルドー・ペサック・レオニャン地区の歴史あるシャトー。

• ワインの特徴
熟成による複雑な香りと滑らかなタンニン。

• 味わい
ブラックカラント、杉、熟成香、タバコ。

• ペアリング料理
ラムチョップ、牛フィレ肉のステーキ

■ シャトー・モンテレーナ カベルネ・ソーヴィニヨン ナパ・ヴァレー 2019（アメリカ）

• 生産者紹介
1976年「パリスの審判」で一躍有名になったナパの名門。

• ワインの特徴
リッチな果実味としっかりしたストラクチャー。

• 味わい
ブラックベリー、プラム、ヴァニラ、スパイス。

• ペアリング料理
BBQリブ、チーズバーガー

こちらも非常によい飲み比べとなりました。フランスもカベルネ比率が多くなるとこうなるという実体験も皆さん積めたのではないでしょうか？

このようにクローズドではありますが、月一にワイン会をしております。
会費は税込￥16500〜となっております。
お問い合わせはお店まで。

Yuta Anan 阿南裕太

OLIM Whisky&Wine Bar
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