アードベッグ アン・オー(Ardbeg AN・OA)試飲しました! / Vision

2017/09/08

in: Vision

 

MHD主催のテイスティング会、
グランドモルトテイスティング(GMT)に参加し、その際に、
注目の新商品、アードベッグ アンオーを試飲させていただきました。

恵比寿ガーデンプレイスの道を挟んで反対側、
アクトスクエアが会場で、1階が受付、2階、3階が吹き抜けになっていて、
2階のホール部分には芝生状の床にグランピングをイメージした
ハンモックやキャンプ用品が並び、今流行のグランピングをしながら
ウイスキーを楽しむスタイルを提案している様子が見えました。

 

 

試飲ラインナップは、MHDで現在スタンダード品として
扱っているウイスキーがほぼ全種類揃い、特にグレンモーレンジィ、
タリスカーなどと並んで、今回の注目アイテム、
アードベッグのブースが真ん中に。

ただしそこでは新商品のアンオーは試飲できず、
3階の特別ブースにて引換券とともに試飲させて頂く形。

途中、グレンモーレンジィとアードベッグの製造責任者の
ビル・ラムズデン氏による新商品の解説がありました。

 

今回のアードベッグは、ディアジオの親会社でもある
LVMHの社長の一言からスタートしたそうで、

「アードベッグ10年のフレーバーは好きだが日常的に飲むには
ハードルが高いので甘さがほしい。ウーガダールの甘さは好きだが、
今度はアルコール度が高すぎて飲みづらい。
もっと身近に甘みのあるアードベッグが飲めないものか」

という言葉がきっかけとなったそうです。

グレンモーレンジィ社の買収当初から
様々な実験をしていたアードベッグは、その言葉に基づいて
3年前から新商品開発を始め、今回の製品に繋がったそうです。

 

使用している樽は4種類。

バーボン樽、リフィルのバーボン樽
(つまり2回目以降の使用のバーボン樽)、
チャー(内側を焼く処理)を新樽、ペドロヒメネス樽。

それらをギャザリングルームという
ブレンド専用の部屋でブレンドしたあと、
古樽のフレンチオークで3ヶ月マリッジをかけたとのこと。

リリースするにあたり、40%〜58%までのアルコール度を試した結果、
46.6%が最も良いという結論となり、
今回の度数でのリリースとなったそうです。

 

イメージは、「ベルベットグローブに包まれた鉄の拳」

アードベッグの力強いピート間を優しく包み込むように
ベルベットでベールをするが、飲んでみると鉄拳。

 

 

アンオーに含まれる香りの要素を表した図には、
バナナや桃、チョコレート、ぶどう(レーズン?)、
ろうそくなどの絵が並びます。

飲んだあと、ろうそくと言われると、たしかにオイリーっぽさ、
ワックスっぽさなどがそれっぽいかなと感覚的に感じました。

先日私が記載した記事で、コリーヴレッカンとウーガダールの
対比に対する、アードベッグ10年とアンオーの対比になるのでは
と書きましたが、まさにそのようなアイテムです。

 

発売はあと1ヶ月後です。

楽しみに待ちましょう。

 

Whisky house Vision

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Wataru Kobayashi

 

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