アンピーテツド vs ヘビーピート

2007/02/19

in: Vision
visionの八嶋です。今夜は、対決シリーズのご紹介。

ひとつはカリラからNEWリリースされましたオフィシャルもの
8年もののピートを炊き込んでないタイプでカスクストレングス

もう一つは、トミントール グレンリベットのヘビーピート版、バランテュラン。
スペイサイドでは最も軽いモルトと云われるトミントールにピートをしっかり
炊き込んでオフィシャルとしてリリースされたものです。

TS070219

Caol Ila Special Release 8年 Unpeated Style

熟成年数:8年(1997年蒸留)
アルコール度数:59.8%
樽:ファーストフィルバーボンオーク樽
色:明るく淡いゴールド
香:煮込んだアップルソースとトーストの香ばしさ。
その後刈りたての草、アーモンド、乾燥したライム。やがて生姜とバナナの香りも。
水を加えると草の香りがより前面に現れフルーティーなハーブのよう。
砂糖漬けのチェリーを思わせる甘い香りが最初に感じられる。
次にブラッドオレンジ・カシス・バナナ等のミックスフルーツの香り。
ボディ:ライト、オイリー。スムース
味:濃厚、ナチュラルストレングスの甘さ。芳醇で、まず干草、ハーブ、切り花、
フルーツチップス。かすかに木炭。水を加えると、オイリーさがより際立ち、
フルーティーな風味は、魅力的な甘いパイナップルとライチの香りへ。
酸味と塩味の絶妙なバランス。これらの風味が広がり、長所を引き立たせる。
フィニッシュ:ほのかにオークとゴマの風味。非常にスッキリしている。
(輸入元資料より)

Old Ballantruan

熟成年数:不明
アルコール度数:50%
色:暖かみのある濃いめの金色
香:スモーキーでかすかな花の香
味:ピートの煙、オイリー、ナッティーで舌上にわずかにレモンの味わい
フィニッシュ:大麦の甘い味わいとスモーキーさの余韻が続き、フィニッシュは長め
「古くからある、小さな流れのある農場」という意味で、
ハイランドで一番標高が高いクロムデールの丘からバランテュランスプリングスを
仕込み水に、ヘビーピートの麦芽を原料にトミントール蒸留所で蒸留されたものです。
ドイツのジャック・ウィバーズ・ウィスキー・ワールド社が同様のコンセプトで
ボトリングしたものをオフィシャルとしてボトリングしたもののようです。
2000年に所有者が変わった折、試験的に少量のみ仕込まれた原酒ではないかとの事です。

どうですか?どちらも通常の蒸留所イメージとは逆のタイプのモルトの飲み比べ。
結構品薄状態のようで、次回手に入るかはわかりません。是非、この機会にどうぞ・・

今夜もvisionにてお待ちしております。

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