ウィスキー産業の中心地は、今も此処/八嶋

visionの八嶋です。ローランドにはかつてハイランドにも負けないくらいの
多くの蒸留所が存在していましたが、現時点で操業を続けているのは3つのみです。

エンジンバラやグラスゴーと言った大都市の周辺にあり、さらにイングランドと
接しているために大資本が流入しやすかったこと、そのために技術革新に躍起となり
伝統技術が廃れてしまったことが、衰退の原因だと考えられています。
ただし、グレーンウィスキーの工場やブレンド業者、麦芽製造工場の大半は
ローランドにあり、ここがウィスキー産業の中心であることは今も昔も変わらないのです。
次第に幻になりつつあるモルトが多く、モルトファンの中でもローランドモルトが
好きな方はごく限られた存在です。華やかで繊細なモルトが多く、
特に熟成年数が古くなったときそのポテンシャルが発揮されるといわれています。
そんなローランドモルトたちを集めてみました。

yashima070927


レディーバーン 1973 32年 ダンカンテイラー (VMSCボトル)
ウイリアム グラント&サンズ社が、それまでグレーンウイスキーの蒸留所
ガーヴァンとして稼動していた場所に、1966年モルトの蒸留所を増築しました。
それがこのレディバーンです。国民的詩人であるロバート・バーンズゆかりの地として
知られるエア州の海岸部にあり、海岸道路から少し内陸にはいったところにありました。
しかし、生産過剰とウイスキー不況により1975年に閉鎖されてしまいました。

ブラドノック 1992 11年 ジェームスマッカーサー
ブラドノックは、スコットランドの中では最南端にある蒸留所。1993年にいったん
閉鎖されていたものの、レイモンド・アームストロング氏がスコットランド西南部に
別荘を探した際、この小さな蒸留所を購入した。しかし彼はその建物を本来の目的に
使用すべきとの思いに至り、1999年に操業を再開することとなったのです。

リンリスゴー 1982 23年 ウィスキーエクスチェンジ
リンリスゴーは蒸留所のある町の名で、「悲劇の女王」として有名なスコットランド女王
メアリー・スチュアートが生まれたリンリスゴー城があります。
セント・マグデランが蒸留所名です。ここも1983年に閉鎖されているので
残りのストックのみで終わってしまう貴重なシングルモルトです。

オーヘントッシャン 1993 16年 アルケミスト
グラスゴーからクライド川にそって北西へ10キロ、アーカイン橋の北のたもとにあります。
ローランドモルトの伝統製法3回蒸溜を今も守る唯一の名門オーヘントッシャン蒸溜所。
その名前はゲール語のオーヒャドゥ・オッシン(野原の片隅)からきたものです。

リトルミル 1991 16年 エクスクルーシヴモルト
オーヘントッシャンからA82号線を北西に1.5キロほどにあるキルパトリックの丘の麓
クライド川に面して建つ蒸留所はスコットランド最古の蒸留所と言われています。
一説によると14世紀からビールの醸造をおこなっていたといわれ、それと同時に
古くからウイスキーづくりも行われてきたようです。

グレンキンチー 10年
エジンバラから15マイル南東の、大麦の栽培に適した丘陵地に立っています。
このウイスキーが“エジンバラモルト”オールド・リーキー(エジンバラの俗称)と
称される所以もここにあります。グレンキンチーは、軽やかで芝の風味を持つモルトです。
使用される樽が軽く焼かれていることにより、まろやかなバニラの味わいがあります。

ローズバンク 12年 花と動物シリーズ
ローズバンク 15年 オールドボトル
(VMSCボトル)
旧UDV社が所有する蒸留所のモルト・ウィスキーを瓶詰めしたシリーズ。
ボトルのラベルデザインは共通化されており、蒸留所近くで見られる
花や動植物の絵が描かれていることから花と動物シリーズと呼ばれています。

いかがです!?逸品ぞろいですよ、ローランドモルト。
ここに載せきれないモルトもありますので、お楽しみに。。
今夜もvisionにて、お待ちしております。

ATCF Ltd. official web site はコチラ

Related articles

Back to Top