スチーブンソンが愛した、北の強者/八嶋

2007/10/04

in: Vision

visionの八嶋です。スコットランド北部、かつてニシン漁で栄えた港町ウィック。
1,000隻を超えるニシン船が湾内に停泊し、マストが林のように揺れていたといいます。
ヴァイキングの言葉でウィク、すなわち入り江や湾のことをいい、海の要衝だったんです。
そんな湾を見下ろす高台にプルトニータウンがあります。
ここは、19世紀初頭に計画的につくられた「フィッシング・ヴィレッジ」です。
プルトニーというのはそのプランを推し進めた国会議員サー・ウィリアム・プルトニーの
名前であり、彼は当時イギリスの漁業委員会の委員長を務めていたのです。
町はその後、これも有名な技師であったトーマス・スチーブンソンによって
改良が加えられました。彼の息子が、ロバート・ルイス・スチーブンソン。
『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』を書いたあのスチーブンソンで、
執筆に疲れると、父の住むこのウィックの町にやってきては、休暇を愉しんだそうです。

プルトニー蒸留所ができたのは1826年。創業者はジェームズ・ヘンダーソンで
その後1世紀近く、同家が蒸留所経営にあたっていました。
スキャパやアードベッグと同様、バランタインの主要モルトとして知られ
1995年にインバーハウス社によって買収された後、オフィシャルが販売される
ようになりました。個性的なデザインのオフィシャルボトルは、蒸留所で実際に
使用されている、蒸留ポッドをモチーフにデザインされており、
2005年サンフランシスコ ワールド・スピリッツ・コンペティションで、
ダブルゴールド・メダルを受賞しています。

yashima071004


プルトニー 1977 28年 ダンカンテイラー ピアレスコレクション
ブルトニー 1989 15年 シグナトリーヴィンテージ ハンドボトルド
プルトニー 1997 8年 ダグラスマクギボン プロヴェナンス
プルトニー&カリラ 11年 メゾンドウィスキー
プルトニー 17年 オフィシャル
プルトニー モルトリキュール

プルトニーは独特の潮の香り、オイリーさがあり、味も複雑でヘビーです。
「北の強者」という形容がぴったりくるモルトです。これで一杯いきますか!?

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