2007/03/19
visionの八嶋です。「生ハム!?」加熱殺菌しないで作られたハムのことです。
豚肉の部位を整形し、もも肉で約2~3ヶ月、骨付き肉で約6ヶ月~1年塩漬けします。
長期間の塩漬けによっておきた発酵で肉の旨味を引き出し、
低温で燻煙して作られたものが「ラックスハム」と呼ばれる一般的な生ハムです。
燻煙せずに自然乾燥して熟成させた生ハムは、「ドライハム」と呼ばれます。
保存料や合成殺菌料の使用は禁止されており、柔らかでねっとりとした食感の中に、
塩味の効いた肉本来の旨味があるのが生ハムなわけです。
そして、visionにあの生ハムが帰ってきました。
ガンダハム
時代をさかのぼってローマ時代、欧州の一民族であるベルガイ民族(現ベルギー人)
は独自のハムを作っておりました。このハムの味はローマ人に注目を浴び、
次第にローマ帝国へと運ばれるよになりました。
紀元200年前、ローマの作家カトは“イタリアの地下室にベルギカ(現ベルギー)からの
ハムが3,000~4,000本も保存されている”という文章を書き残しています。
そして今も同様に何百年前と同じレシピが再現され、由緒あるフランダースハムとして
ガンダ・ハムが存在しているのです。
伝統と自然の組み合わさった、栄養価の高い健康的なハムです。
欧州の専門誌では、“南ヨーロッパはパルマハム、北ヨーロッパではガンダハム”
と言われており、欧州でも知る人ぞ知る、注目の生ハムなわけです。
ガンダという名前の由来はケルト語でゲント市と地名をあらわし、
生産の拠点はベルギー王国のゲント市にあります。
ガンダハムの材料は豚のモモ肉と塩そして時間だけです。
塩はフランス・モンペリエ市のこだわった海塩を使用し、
1本1本手作業で丁寧にまぶされます。熟成させる期間は9ヶ月から12ヶ月、
きちんと整った最新の設備で魅力ある最高級の生ハムを生産しています。
1998年の生ハムコンテストでも堂々一位に輝き、欧州でも品質が認められた逸品です。
発色剤、保存料などの添加物は一切使用していない無添加の生ハムなんです。
ベルギーは国民一人あたりのレストラン数がヨーロッパ一で、美食の国と云われています。
そんな彼らが愛して止まない、生ハム「ガンダ」を今夜はこの一杯と共に・・・
ボウモア 12年 ダンピーボトル
そうです、言わずと知れたボウモアのOLDボトル。VMSCとして新入荷です!!
1980年頃に流通していたオフィシャルのダンピーです。“ダンピー”には、
「ずんぐりとした」という意味があり、ぽっちゃりと丸みを帯びたボトルが
印象的です。南国フルーツのテイストを是非この機会に。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる彼岸の時期。すごしやすい時期ですよね。
そんな時期には、こんな組み合わせで如何でしょう!?
今夜も、visionにてお待ちしております。