ホワイトデーには、ブラックァダーでしょ!?/八嶋

2008/03/14

in: Vision
visionの八嶋です。2007年11月、当店にラフロイグの樽詰めが登場して、早5ヶ月。
熟成(エイジング)する樽由来の刻々と変化していく味わいを感じて頂きました。
初めての試みであるクォーターサイズでのボトル販売も好評頂き、何時の間にやら
残量が四分の一を切る程になってきました。

ファーストフィルのため樽の影響を見事にうけ、甘くも伸びのあるラフロイグに
成長してくれました。もともとのスモーキングアイレイの潮っぽい部分と
熟成による柔らかさが絶妙なバランスを生み出し、とてもいい状態です。
愛情を込めた甲斐があるってもんです。嬉しいかぎりです。
そんな樽も、そろそろリフィルの時期がきたようです。なので詰め替えます。
新たな熟成にさらに期待しつつ、より味わいあるアイラモルトを目指して。

本日(3月14日)vision熟成ラフロイグ樽、詰め替えの儀。
夜10時から11時の間にリフィル作業を行います。

yashima080314

エイジングモルト インザバレル ブラッカダー スモーキングアイレイ
ブラッカダーは1995年にザモルトウイスキーファイルの著者である
ジョン・レイモンドとロビン・トゥチェクが創業したウイスキー専門のボトラーです。
着色及び氷点濾過を行わない、ウイスキー本来の味を追求する硬派なボトラーで、
ブラッカダーとはスコットランドに生息する黒マムシ(black adder)のことです。
製品は創業当時から全て氷点下フィルターを使わず、カラメル着色も行わずに
ボトリングされ、ボトリング工程で失われる量は1%未満。これはスコットランドでも
例外的な低さであり、樽の中身の状態に極めて近い物であることを示しています。
写真のボトルは、今年のウィスキーライブで来日したロビン・トゥチェク氏が
サインしたスモーキングアイレイです。ちょっと貴重です。

さぁ、ファーストフィルのラフロイグ樽の飲みおさめです。最後です。
今の状態をお手元に欲しい方は、クォーターサイズのボトルでどうぞ。
また、詰め替えの儀における、補充前と充填後の飲み比べも一驚ですよ。
そんなエイジングカスクのラフロイグ。味わいにいらしてくださいまし。
今夜もVisionにて、お待ちしております。

ATCF Ltd. official web site はコチラ

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