2008/01/25
蒸留所は、1881年にアイラ島の海岸沿いにハーベイー家により設立されました。
1994年に一度閉鎖されたものの、2000年12月19日、マーク、ゴードン、サイモン、
ジムそしてアンドリュー氏らの手によって再び蘇りました。
蒸留所ではコンピューターや自動機器を一切使用せず、ヴィクトリア調の設備が
今もしっかり稼動しており、蒸留から熟成、瓶詰まですべてが蒸留所にて行われます。
現在、ブルイックラディ蒸留所では、ピートの違う3種類のモルトを生産しています。
ポートシャーロットがその一つ。ヘビーピートタイプのモルトウイスキーです。
実際にアイラ島にはポートシャーロットという地名があり、その昔ポートシャーロット
という蒸留所が存在していました。そして、オーナーのジムマッキュワン氏は、
ポートシャーロットという蒸留所の再建計画を実行中だそうですよ。。
ポートシャーロット PC6 2001 オフィシャル
去年5年もののポートシャーロットがでて、若くてピートがきいていて、
アイラらしいモルト。略されてPC5として知られていました。
今年は1年余分に熟成した6年もののポートシャーロットです。もちろんPC6。
一年余分の熟成がある分、ちょっとまろやかさがましているようですが、
ガツンとくるピート感はしっかりしているそうですよ。。
生産本数は18,000本、61.6%のカスクストレングスでボトリングされています。
ブルイックラディでは、地元アイラの大麦でのウィスキー生産を開始したそうです。
1回の蒸留に使う麦は同じ畑のものだけ、つまり一本のウィスキーが畑から生一本
という特別なものになるわけです。現在16の農家から麦を買い入れているので、
このアイラ産大麦のウィスキーは少なくとも16種類作られることになるわけです。
今から、農家の人が「うちの麦で作ったのが一番美味い」と話しているそうです。
ついにシングル・ヴィンヤードモルトのお目見えとなるやも知れません。
そんなことを期待しつつ、ヘビーなポートシャーロットいきますかね。。
今夜もvisionにて、お待ちしております