2008/03/15
そこで!!私、小川は、これから毎週日曜日、皆さんと一緒に、
改めてモルトウイスキーについて、初歩的なところから勉強していきたいと思います!
まず、モルトウイスキーを簡単に説明すると・・
原料にモルト(大麦麦芽)だけを使い、単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留したウイスキー
現在、スコットランドには100以上の蒸留所があり(稼働しているのは約80ヵ所)、
スペイサイド、ハイランド、ローランド、アイラ、アイランズという5つの地域に
大別することができ、それぞれの地域性や蒸留所別の個性を発揮しています。
蒸留所ごとの味の違いは、使用水、大麦の品種や産地、モルティング(発芽)方法、
ピート香のつけ方、蒸留釜のスタイルや大きさ、加熱方法、樽のタイプ、
熟成庫の位置など、様々な要因が、複雑に絡み合って現れます。
さらにモルトウイスキーは、リリース方法で2種類にわけることもできます。
1つはオフィシャルと呼ばれ、蒸留所が自ら熟成し瓶詰したもの。
もう1つは、別の業者が蒸留所から蒸留したてのウイスキーを買い、
独自に熟成し瓶詰したものです。これをボトラーズといいます。
元は同じ蒸留所の出身のウイスキーでも、味わいには差があります。
近年では、ボトラーズの人気が高まり、市場にも多く出回っています。
みなさんに、より楽しいモルトライフを送っていただくために
シングルモルトの基礎知識にあわせたテイスティングセットも用意します。
第1回は、基礎中の基礎ということで、地域別代表銘柄5種のオフィシャルセットです。
スペイサイド/グレンリベット12年
ハイランド/グレンモレンジオリジナル
ローランド/グレンキンチー10年
アイラ/ラフロイグ10年
アイランズ/タリスカー10年
基本となるこの5本。まずはこれからじっくり味わっていきましょう。
¨スコットランドの地酒¨であるシングルモルトウイスキーを、
皆さんで、僕も含めて楽しみましょうね。お待ちしております。