夏の白ワイン、ソーヴィニヨン・ブラン/八嶋

2007/08/08

in: Vision

visionの八嶋です。フランスはラングドック=ルシヨン地区(Languedoc-Roussillon)。
ここは、フランスの南端、地中海沿いに広がる地方で城塞都市のカルカッソンヌや
ローマ時代を代表する遺跡が数多く残るニームのほか、詩人ポール・ヴァレリーが
詩のモティーフとした首府であるモンペリエなど個性的な街が多く点在し、
しかもワインの生産が盛んで、フランスNo.1の生産量を誇ります。

フランスで消費されるヴァン・ド・ペイとヴァン・ド・ターブルのほとんどは
ここで生産されてるそうです。というのも、ここは地中海性気候の穏やかな空気に
包まれて、乾燥した冷たい陸風と暖かく湿った海風の影響からか、
太陽をたっぷりと浴び、ぶどうがのびのびと育つようです。
そんなラングドックで育った、ソーヴィニヨン・ブラン100%で造られた白ワイン。
今月は、こちらのワインをご用意しました・・・

yashima070808


アヴァリュス ソーヴィニヨン・ブラン 2005バレル
ラングドック地方モンペリエのサン・クリストル村で、真面目にワインを造り続ける
農家を厳選して取り扱う「プリューレ・サン・セヴァー」というドメーヌを取りまとめる
会社の代表であり、エノロジスト(=醸造家)のロドリゲス氏が自らプロデュースした
ワインが、この”アヴァリュス”。このワインは、最大の手間をかけて
最初の発酵を「バレル」で行う「バレルファルメンテーション」で仕込まれています。
アルコール発酵後、バレルのままで9ヶ月間貯蔵・熟成された後に瓶詰めされたワインです。

ソーヴィニヨン・ブランらしい、グレープフルーツやレモンを思わせる
フレッシュな酸味と熟したりんごのような甘い香りが魅力的です。
まろやかな口当たりで、果実の甘さと程よい酸味のバランスが口いっぱいにひろがります。
そんなワインとの合わせに、おすすめしたいのが・・・

モルタデッラのグリル ジェノバソース添え
モルタデッラは、イタリア、ボローニャ地方で伝統的につくられてきたもので、
細かく挽いた豚肉に、一定の形状にカットした小さなラードのかたまりを
そのままの形で加えたものにピスタチオを混合して出来るハムなのです。
それにジェノバソースを添えてみました。
より香りが引き立ち、ソーヴィニヨン・ブランの程よい酸味と相性抜群です。
是非お試しください。今夜もvisionにて、お待ちしております。

ATCF Ltd. official web site はコチラ

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