2008/06/07
ということで、朝も早よから、恵比寿へ向かい、設営のお手伝いに。
といっても、ほとんどの作業は代田橋CHUBBYの高木さんの手に委ねられており。
あたしらは、だまって、そのお姿に見とれるばかりなり。すげぇ。
白い壁に包まれていた恵比寿の3階が、みるみる写真という名の作品で埋められてゆく。
しかも立体的に。ワイヤーなんかで吊るしてみたりして。
何枚あるんだろ!?ってくらいに。さすがプロやね。ギャラリーになってゆく。
なんか、写真の撮り手の思いと、それに共感して生まれてくる思いとが
みるみる形になってゆく。。そんな気がした。
それを、こんな間近の特等席で見ることができた。ありがたいね。
どんな展示会や公演、舞台、ライブなんかも、こうして出来上がっていくんだね。
作り手や演出、裏方たちの熱い思いと共にね。
個々人の持ってる温度や方向は違えども、何か感じたものに一つに向ってゆく、
そして交わってゆく、そしてまた、新たな思いが生まれてくる。
素敵だね。
それを感じさせてくれる、彼の作品が一枚ある。
うん!? なんだと思います? 電線ですよ、電線。
そこらじゅうに、いたる所にあるやつですよ。
普段まじまじと見上げる機会はないだろうけど。
仮に見たとしても、大小の線がいっぱいあるねとしか思わないよね。
でもね、彼はこう言ってたよ。
「電線やね~。東京も電線だらけや。でも、この夜の電線は、美しく見えた。
みんな寄り添い合って生きてる気がした。それぞれ、希望をね。それぞれの方向にね。」
これが「いとなみ」なんだね。