美しきかな、東ハイランド最古の蒸留所/八嶋

2008/03/24

in: Vision
visionの八嶋です。ハイランドはスコットランドの中でも、最も面積の広い地域であり、
そこでは多種多様なモルトウイスキーが造られています。
セントラルハイランドは山が多く、丘の間には深い峡谷や湖があります。
ハイランドの蒸留所の多くは、スコットランド最大の川、テイ川沿いの
肥沃な谷あいに集中しています。
また、ハイランドとローランドをどこで区切るかということは、
ちょっとした議論の的にもなっているんです。

そんなハイランドの東部に位置し、スコットランドで最も美しいといわれる
メルドラム村に、グレンギリー蒸留所はあります。「ギリーの谷」という意味で、
古くから良質の大麦の産地として知られた地域の名に由来しています。
1797年トーマスシンプソンにより創業され、1785年のアバディーンジャーナル紙には
同じ場所でウィスキー蒸留の認可を受けた蒸留所の紹介が記されており、このことは
公認蒸留所第1号とされるグレンリヴェットのジョージスミスより早かったことを
示すスコットランドで最も古い蒸留所の一つって訳です。
ちなみに、その当時はオールドメルドラム蒸留所という名前でしたが。

また、1982年にはスチルの加熱に初めてガスを採用した蒸留所で、その熱源などに
北海油田から産出する天然ガスを使用し、さらに冷却水の余熱(温排水)を利用して
温室を作り出し、そこでトマトやシクラメンなどの栽培をしたりしている
非常にユニークな蒸留所の一つでもあるのです。
歴史と斬新さを併せ持ったグレンギリーを VMSCボトルとしてリリースします。

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グレンギリー 10年 オールドオフィシャル VMSCボトル
1980年代流通のオフィシャルは、クリームラベルのスクリューキャップ。
43%でボトリングされており、柔らかい天然水で仕込んだ麦芽の甘みと
ドライイーストで醗酵させた後の2回蒸留がコクのある味わいを生み出しています。

長い歴史の中で何度も所有者が変わり、幾度となく操業停止を余儀なくされた
グレンギリー。1968年ボウモアのオーナーであるスタンリーPモリソン氏が
所有者となった時には、ボウモアのモルトスターで仕込まれたピートの効いた
モルトを使って作られていたグレンギリー。果たして、このオールドボトルに
ピーティーな個性が感じられるかどうかは開封してのお楽しみです。
現行の15年もののオフィシャルと飲み比べでもしてみますか。。

今夜もvisionにて、お待ちしております。

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