記憶の中の1960年代/八嶋

2008/06/12

in: Vision
Visionの八嶋です。スプリングバンク蒸溜所は、スコットランド西岸の
キンタイア半島先端のキャンベルタウンという小さな町にあります。
1828年レイド家によって創業されましたが、1837年にはミッチェル家により買収。
その後、現在までミッチェル一族が経営を続けており、スコットランドでは数少ない
独立資本の蒸溜所の一つとなっています。
創業以来、一貫して100%自家製麦のフロアモルティングを行い、石炭での直焚きをして、
自社で最終工程までの全ての管理を蒸溜所内で行なっているのは、ここだけなんです。

そんなスプリングバンクを、過去「ファウンダーズリザーブ」「ブルーファウンダーズ」
の2度に渡ってリリースしてきたロッホデール社より、待望の新ボトリングが登場しました。

ロッホデール社を立ち上げたゴードン・ライト氏は、スプリングバンク蒸留所創業者の
子孫にあたります。これまでリリースしてきた2種類は、選び抜かれた 90年代前後の
樽を使い、彼の記憶の中にある「1960年代のスプリングバンク」に思いを馳せ、
違った年の樽や、バーボンとシェリーカスクを非常に注意深くブレンドし、旧き良き
スプリングバンクを再現してつくられた商品たちです。これまでは、ビンテージ、
熟成年の記載がなかったのですが、今回の「ブラックファウンダーズ」は、
16年ものとしてボトリングされ、熟成感がさらに増したファウンダーズリザーブです。
ゴードン・ライト氏が満を持して登場させた自信作。こちらです・・・

yashima080612

スプリングバンク ブラックファウンダーズ 16年
芳醇で、甘く滑らかな味わいを保ちながら、キャラメリゼしたようなフルーツの香り、
クリーミーなココナッツ、かすかなスモークフレーバーと幾重にも味と香りが重なり、
五感全てを刺激するような、魅力あふれる傑出したスプリングバンクだそうです。

記憶の中の1960年代。その時代のスプリングバンク。楽しみですね!?
今夜もvisionにて、お待ちしております。

ATCF Ltd. official web site はコチラ

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