閏年は29日まで。じゃあ29番は!?/八嶋

2008/02/29

in: Vision
Visionの八嶋です。ザスコッチモルトウィスキーソサエティ(SMWS)は、
1983年にエディンバラの古い港町リースで設立されました。
始まりは、ピップ・ヒルズ氏が数人の仲間とシンジケートを組み、スペイサイドの
蒸留所(No.1)から樽を購入し、分け合った事からでした。
そのウイスキーの味わいは素晴らしく、仲間がまた仲間を呼び、シンジケートは
またたく間に発展しソサエティを形成するまでに至ったのです。
SMWS設立の趣旨は、世界で最も素晴らしいスピリッツであるウイスキーを愛し、
仲間同士で分かち合い、認識を深め、味わい、そして楽しむ事にあります。

この趣旨に賛同するモルト・ウイスキー愛好家が増え、1993年に日本支部が誕生し、
現在、アメリカ、スイス、オランダ、イタリア等、世界14ヶ国に支部があります。
そのアメリカ支部経由で日本に届いた限定のモルトが手に入りました。
えぇ、29番です。そうです、ラフロイグ。こちらです・・

yashima080229


ラフロイグ 1989 17年 SMWS 29.60 アメリカ向けボトリング
日本支部向けのボトルと隣の樽番号で、同じ種類の樽熟成です。
ラベルを良く見ると、容量が750mlなのはアメリカ向けだからでしょうね。
ソサエティーコメントは「煙常習者はそれが欲しくてたまらない」。
3つのキンダルトン地区の蒸留所で、ここは閉鎖したポートエレンの最も近くであり、
独自のフロアモルティングから最もスモーキーなモルトを作り出します。
これはその素晴らしい一本です。リフィルバット樽熟成から引き出された薄い琥珀色で、
香りはタールやクレオソート、薫製ニシン、そして潮水や海草、ヨードチンキ。
麦の甘みやナッティさと共に灰の詰まった袋を感じさせる軽い風味をもちます。
加水するとフェノールやタール油、乾いたオレンジピール、深みのあるマーマレード。
フィニッシュは石炭と灰のニュアンスを含んだ素晴らしいバランスが続きます。

ラフロイグ 1989 17年 SMWS 29.59
こちらが日本向けにボトリングされたものです。同じく17年熟成で、
ボトリング数580本です。ソサエティーコメントは「勝利のマリッジ」。
この蒸留所はポートエレンからキンダルトンへの向かう道で最初に出会う蒸留所である。
濁った金色はリフィルフィルバットによるものだということが分かる。
多面的な香はぴりっとするスモーキーさ、花、海老のカクテルポテトチップス、
温かいスモークサーモン、海草の中でとろとろ燃える燃えさし。伸縮性のある
ばんそうこう。丸くなったロブスターの尾にかけたホワイトペッパーも感じる。
ストレートではとても力強い。ヒッコリーチップのバーベキュー、花火の燃えさし、
焦がしたじゃがいもの皮。加水すると絶妙な甘さのバランスが表れスモーキー、
これら全てが潮風に混ざる。シェリーとフェノールのマリッジの勝利。

さぁ、最高の飲み比べですよ。今月の締めにいかがですかね。。
今夜もvisionにて、お待ちしております。

ATCF Ltd. official web site はコチラ

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