2007/09/15
そして、オークニー島は、スコットランド北東沖に位置する諸島の一つで、
ローマ時代にはオルカデスと呼ばれていました。スコットランド本土の北、北緯59度。
大小70余りの島々からなっています。オークニーとは古代ノルド語(バイキングの言葉)で
“アザラシの島”の意味。かつてバイキングが支配していた歴史のあるこの地には、
今でも地名などにその影響が色濃く残っています。また、バイキングの支配後、
デンマーク王の手を経て正式にスコットランド領となったのは1468年のことですが、
現在の島民は、北方のノルマン人とケルト系住民の混血であることから、
自らをスコティッシュではなく、オークニー人、“オーケディアン”と呼んでいます。
およそ3,000にも及ぶ新石器時代の古代遺跡があると言われ、なかでもメインランド島には、
ストーンサークルであるリング・オブ・ブロドガー、スタンネスの立石、
円形古墳メイズハウ、そしてスカラブレイの住居跡といった4つの世界遺産があり、
特にスカラブレイは、近年の年代測定で遙か5200年前の遺跡であることが判明したそうで。
それはエジプトのギザにピラミッドが築かれた6~7世紀以上も昔のことで、
オークニーは“北のエジプト”とも言われているんです。
そう、こんな二つの島で造られるエールタイプのビールをご用意しました。
ブラッククィリン Black Cuillin スカイ島
スコットランドで2番目にスカイ島。「Leann an Eilein」(ゲール語で「翼ビール」)
として知られるスカイ島醸造所は、1995年、2人の教師によって港町ウイッグに
オープンした醸造所なんです。1996年に片方の先生は身を引いて本業に戻り、
もう片方のアンガス マクラリーさんが、法人化するまでひとりで営んでいたようです。
マクラリーさんはすでに教職を退いて醸造所の経営に専念し、
元料理人のパム ジョーンズさんとノリー マクラウドさんとともに、ビールを作ってます。
ちなみに、ジョーンズさんはスコットランド唯一の女性醸造家なんだとか。
この「Black Cuilin」は、麦芽とホップに加え、ローストしたオート麦や
ハチミツが副原料として使われています。
ダーク・スコッティッシュ・エールの、このビールはコクがあり、スモーキーで
ロースト香もありますが切れ上がり早く、後味はサッパリのビールです。
さぁ、当店自慢のバスペールエールのドラフトと飲み比べしますか!?
はたまた、ハイランドパーク、タリスカーのチェイサーにしますか!?
まぁ、じっくり味わってくだされ。。サイズも500mlありますからね。。
今夜もvisionにて、お待ちしております。