2008/08/22
蒸留所は、アイラ島ポートエレン港から東に3キロ、
静かで美しい入り江に面して建てられています。
味や香りばかりではなく、建物の美しさでもスコットランドの蒸留所の中で
1、2を争います。蒸留所名の「広い入り江の美しい窪地」からもそれが伺えます。
ドナルドとアレックスのジョンストン兄弟によって、蒸留所が建てられたのが1815年。
また、1950年~1970年にかけては、ベッシー・ウイリアムソンという女性が、
蒸留所の所長を努めていました。これはスコッチの長い歴史の中でも初めてでした。
現在でも独自のフロアモルティングを行っており、麦芽を乾燥させるピートも、
蒸留所のピートヘッドから切り出されたもの。このピートにヘザーだけでなく、
多量の苔がふくまれていることが、ラフロイグの強烈な個性を作り出しています。