2009/07/27
2009年7月25日(土)
世界で初めて、世界に挑戦する洋酒インポーターの歴史が明かされた日。
ゲスト。
有限会社スリーリバーズ代表 大熊慎也。
ライター olim シロサワ。
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「こんにちはー。三河屋でーす。」
日本の日曜日のお茶の間には、この言葉が響き渡る。
町に根付く酒屋。
町民が望めば、1本からでも配達に訪れる。
心強い味方。三河屋。
そんな町のヒーローから名づけられた社名。
『スリーリバーズ』
今日はそんなヒーローのお話。。。
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ということで、
土曜に開催されたプロフェッショナル・ミーティング。
ゲストスピーカーは(有)スリーリバーズ大熊慎也様。
店内は超満席な中で、誰も聴いたことのないお話が始まりました。
ギュウギュウです。
これぞ満員。
スリーリバーズさんは6年、今の仕事を続けています。
大熊さんは業界歴12年。
学生時代はバーテンダーを経験し、その後ジャパンインポートシステムさんに入社。
洋酒の輸入に携わり6年。
三河屋の名から、スリーリバーズと名付けた会社を、信頼できる相方、前野さんと共に立ち上げ、
1本からの発注でも動けることに関しては、どこにも負けない精神のもとに、
日々奮闘されています。
スリーリバーズという名前から、3人でやっている会社だと思われる方もいらっしゃるようですが、
スリーリバーズさんは、お酒のプロフェッショナル2名で成り立っています。
男2人で会社を起こす。
周りからしたら、競合してしまうリスクを抱えるのではないか?と、
否定的に見られることもあるやり方を、
お互いに固い約束で乗り越えました。
『互いの仕事には、一切口出ししない。』
国内に関する仕事は大熊さん。
国外に関する仕事は前野さん。
互いに信頼関係が築けているからこそ、
互いの仕事に口出しせずとも、
洋酒業界でこれほどまでにスリーリバーズの名前が広まった原因。
『世界のトップを2人で狙う。』
世界の頂きに挑戦し、山頂から下ることで、その存在が裾野まで行き渡ったスリーリバーズ。
ただその道のりは、決して簡単ではありませんでした。。。
起業したての頃。
海外企業は、最初の数ヶ月間、商品購入は基本前払い。
日本で販売したら、相手先からの支払は数ヶ月後。
最初に大金叩いてお酒を買って販売しても、収入はまだ先。
キャッシュフローが上手くいかず、黒字倒産しかけたこともあるそう。。
商品原価率2割~2割5分の洋酒ビジネス。
1000万売って200万の利益の出る仕事は、とにかく最初が大変。
しかもまず信頼を勝ち得なければ先はないということで、
1年目はガムシャラに何でもやったと大熊さんは言います。
起業後1週間全国各地の名店飛び回り、
ビネスコと呼ばれる酒類生産者が一同に集まるボルドーの祭典に参加して、
生産者たちと知り合ったり、動き回って人脈広げて、
しかも世間的にはノーアピールで、
世界の頂点を狙っていきました。
回りに回った数々のBAR。
東京は、atcfとの付き合いが厚く、
盟友小林社長と、ミーティングゲストとして関わることは、
そのときにはおそらく想像していなかったことだと思います。
試飲をしながら皆さんと和気藹藹なミーティング。
バックバーに並べられた自社商品の説明も交えながらのトーク。
初めて聞くお酒の話に、皆さん興味津々。
おもむろにシャチョー立ち上がり、
インポーターとbartender夢の対談。
そこでシャチョーは聞きました。
「今やスリーリバーズは業界内でトップクラスの存在。今後の目標って、どんなところに置いていますか?」
大熊さんは言いました。
「50種類お酒を置くbartenderが独立するときに、必ずスリーリバーズの商品を置いてもらえるような仕事を、
“今のスタイル”を、貫いていくことです。」
そして大熊さんが言う、インポーターが知るべき3要素。
・「顧客」を知る
・「商品」を知る
・「業界」を知る
この3つの意味合いは、
・「顧客」→キーパーソンを見つけること
・「商品」→次に売れそうな商品を見極め、流行りを創るセンスを持つこと
・「業界」→展示会などで情報交換できる同業種仲間と知り合うこと
この3つを大事にしながら、常に先を走っていくことが、目標であり、実現させること。
たった2人で始まった三河屋物語は、世界を巻き込んで、この先もまだまだ続いていくのでした。
ミーティング後は恒例の交流会。
もちろんolimシングルモルト同好会の皆様は全員参加。
BAR好きな方々のネットワークが、また1つ広がった夜でした。
町に愛される三河屋。スリーリバーズ。
人に愛される三河屋。スリーリバーズ。
olim バックバーに並べられたお酒の8割はスリーリバーズ。
是非皆さん、バックバーを指さして、スリーリバーズの商品をお選びください。
大熊さん、ありがとうございました!!
ご来店いただいた皆様、ありがとうございました!!
さぁて。次回のプロフェッショナル・ミーティングは??
8/8 ビジネス書作家になろう!書籍の書き方&出版ノウハウミーティング
● ゲスト:新田龍
株式会社ヴィベアータ
代表取締役 ●参加費:¥4,000