2008/03/03
この民謡の歌詞を今に伝わる形にしたのが、スコットランドの詩人ロバートバーンズ。
従来からの歌詞を下敷きにしつつ、事実上彼が一から書き直しているんです。
この歌詞は、旧友と再会し、思い出話をしつつ酒を酌み交わすといった内容なんですよね。
バーンズは酒とタバコと女を愛した、スコットランドの国民的詩人と呼ばれる人で、
1759年スコットランド南西部、サウスエアシャー、アロウェーの貧しい小作農の家に
7人兄弟の長男として生まれ、敬虔な長老教会信徒で教育熱心な父親のもと、
読み書きを学び、弟たちと共に農場で働きながら詩を作り始めたそうです。
大半の彼の作品は英語で書かれ、その一部にスコットランド語を含めており
このことがスコットランド語話者のみにとどまらない読者層を獲得し、作品には
弱い立場にあるものへの愛情、社会の不正義への風刺が含まれているんです。
それゆえ、イギリスにおけるロマン主義運動の先駆者とされ、
今日でもスコットランド文化の象徴的存在として影響力をもっているんです。
そんなロバートバーンズの名を冠したモルトがあるんです。
アイルオブアラン ロバートバーンズボトル
世界で8万人のメンバーを有する協会ロバートバーンズワールドフェデレーションと
アイル・オブ・アラン蒸留所が提携してボトリングされたものです。
ロバート バーンズの名を使う事が許されている唯一のウイスキーで、以前はブレンデッド
のみのリリースでしたが今回限定でシングルモルトしてボトリングされました。
ラベルには彼の肖像画とスコットランドで多くの合法蒸留所を閉鎖へと脅かした
過酷な課税がなされた年に、バーンズによって書かれた『スコッチドリンク』
という詩集があしらわれています。
シングルモルトをしっかりと感じさせてくれる滑らかな味わいのウイスキーです。
♪ 旧友は忘れていくものなのだろうか、古き昔も心から消え果てるものなのだろうか。
友よ、古き昔のために、親愛のこの一杯を飲み干そうではないか ♪
今夜もvisionにて、お待ちしております。