ブルックラディ蒸留所 ベアバーレイ 2012 アイラウイスキー 古代品種の麦の特徴 / 下北沢 Fairground

ブルックラディベアバーレイ

Bruich laddich Bere Barley 2012
ブルックラディ ベア バーレイ 2012

今回、ご紹介するのは復活させた古代種の大麦を使ったウイスキーです。

作ったのはアイラ島にあるブルックラディ蒸留所です。
創業は1881年、1994年に閉鎖をし2001年に操業再開。
その際、立役者となったのが、ワイン商でマーレイマグダビッドの社長マーク・レイニエ、
投資家サイモン・コフリン、アイラの巨匠ジム、マッキュワンです。

ブルックラディ蒸留はアイラ島でのウイスキー作り、テロワールにこだわって作っています。
テロワールとは何か、ワインだと良く聞かれる言葉なのですが、土地、生育環境などの意味合いがあります。
ブルックラディではアイラ島にこだわりウイスキー作りをしていて、大麦の栽培、蒸留、熟成、ボトリングまでを島内で行っています。
またウイスキーだけではなく、ザ・ボタニストというジンも作っています。
このジンのボタニカルは島内に生えているものを歩きながら手で採取されたもの使用しています。

ウイスキー作りに必要不可欠な大麦ですが、より多くのアルコールが取れるように何度も品種改良が行われ、優良品種と呼ばれるものも誕生しています。
では、ウイスキーを作り始めた頃の品種は何を使っていたのか。
それが冒頭でも触れた古代品種ベアです。
通常ウイスキー作りで使うのは二条大麦ですが、ベア種は六条大麦です。
スコットランドでは長らくこのベア種を使ってウイスキー作りを行っていたのですが、より多くのウイスキーを作るために品種改良が行われ、次第に使われなくなっていきました。
テロワールをコンセプトにしているブルックラディは大麦の環境だけではなく品種にも目を向け、古代品種であるベア種の栽培をし、ウイスキーを作りました。

強い麦の香りとオイリー、柑橘の香り。
口に含むとスパイシーな味わいが広がったあと、ビスケットのような麦の甘みを感じます。
麦本来の味を味わえるウイスキーとなっています。

ウイスキーがお好きな方にぜひ1度飲んで頂きたい1本です。

 

Ren Gouto 合戸蓮

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