2008/05/19
そんなスプリングバンクのセカンドラベル的存在がロングロウです。
これは、実際にキャンベルタウンに存在していた蒸留所をブランド銘で復活させた
もので、キャンベルタウンとハイランド産のピートのみで麦芽を乾燥させ、
手間ひまをかけて造る最高に贅沢なシングルモルトです。
オイリーでスモーキー、非常にヘビーと言われ個性的な味わいなんです。
このロングロウのウッドエクスプレッションシリーズがリリースされました。
イタリアワインの盛隆にも貢献したとも言われるアンジェロ・ガイヤ氏がつくる
ピエモンテ州のバローロワインの樽(210L)を使って。。それがこちら・・
ロングロウ 2000 7年 GAJAバローロカスク
バローロはネッビオーロ種からつくられる「ワイン王、王のワイン」と称えられる
イタリアの最高級赤ワインで、しっかるしたタンニンと深いコクが特徴です。
5年半リフィルバーボンバレルで熟成後、バローロカスクで18ヶ月間熟成し
濃い赤茶色のロングロウは、7年熟成の刺激的なピートスモークにバローロカスクによる
フルーティさとボディが加わり見事なバランスに仕上がっています。
また、初めからこのボトリングのために樽を入手し、土の地面と湿り気が特徴な
スプリングバンクで一番古く、最高のコンディションといわれるBond3 で熟成。
フレーバーは現行の10年と比べると比較にならない程、ピートが強く出ており、
ミーティーで塩気と噛み応えもあり、パルマハムのような味わいです。
2008年1月に12.120本の限定ボトリングで、55.8°のカスクストレングスです。
ロングロウに期待する要素が見事に詰まった1本で、バローロとの組み合わせは
大成功のようですよ。楽しみです。今夜もvisionにて、お待ちしております。