2007/07/12
visionの八嶋です。これだけひしめき合うボトラーズ会社の需要を満たすだけの樽が、
いつまでもあるものなのだろうか・・・?
大手のボトラー以外はどこも、樽の入手先はおなじブローカーなんだそうですよ。。
となると、いい樽は次第に奪い合い状態に。
遅かれ早かれ、弱小ボトラーは淘汰されてしまうのかもしれませんね。
ドイツの有名なオンラインショップ『ザ・ウイスキー・ストア』のマネージャー
ホルスト・ルーニング氏は、『ビッグ4』以外のインディペンデントボトラーは、
今後10年以内に消えるだろうという厳しい予測をしています。
ちなみにビッグ4というのは、イアンマクロード、ゴードン&マクファイル、
シグナトリー、そしてダクダスレインの4社。
参考までに、ビッグ4の所有している樽数はといえば・・・
●イアン マクロード:20,000樽(Glengoyne倉庫を除く)
●ゴードン&マクファイル:17,000樽(Benromachを除く)
●シグナトリー:12,000樽(Edradourを除く)
●ダグラスレイン:10,000樽
彼は、今後のスコッチ業界で生き残っていけるのは『ウイスキーメーカー』だけだと。。
すなわち、蒸留所を所有しているウイスキー会社ということです。シビアですね。
そして、今回はその中でも・・・
イアンマクロード Ian Macleod をご用意しました。
スカイ島の豪族であり名門のマクロード家。そのイアン・マクロードがオーナーで、
エジンバラ近郊のブロックスバーンに本拠地を置き1895年に創業しました。
以前リリースしていた「チーフテンズ・チョイス」は
2001年に「チーフテンズ」と変更され、ラベル、パッケージ共に一新されました。
「チーフテンズ」とは、酋長とか族長という意味をもちます。
そして、ラインナップは・・・
カリラ 1993 13年 Sauterne Finish
ベンリネス 1996 10年 Sauterne Finish
ダルユーイン 1996 10年 Medoc Finish
リンクウッド 1996 10年 Burgundy Finish
ロングモーン 1994 11年 Manzanilla finish
トーモア 1990 13年 Port Finish
グレンタレット 1993 12年 Port Finish
トマーチン 1992 14年 Muscatel Finish
同社の意欲作であるフィニッシュシリーズを是非堪能してください。。
今夜もvisionにて、お待ちしております。
2024年9月13日
WHISKY BAR Vision Scotch whisky
ラフロイグ蒸留所 ウィリアムソン 2010 12年 モリスコスピリッツ イタリアの新ボトラーズモルト / 吉祥寺 Vision