2007/08/27
皆既月食は、太陽からの光によってできた地球の影の中を
月が通過するときに見られる現象です。つまり、太陽-地球-月が一直線に
ならんだ時に見られるものなので、常に月は満月ということになりますね。
「上弦の月の月食」とか「三日月の月食」とかあったら素敵なのにね。
今回の月食は、さらに「月出帯食」といいまして、
これは月がすでに欠けた状態で昇ってくる月食です。神秘的ね。
ちなみに、その逆に欠けたままの月が沈むことを月没帯食といいます。
さて、この日は18時11分に欠けた月が昇ってきます。
しかし、この日の日の入りは18時16分。ほぼ同時です。
そして月はさらに昇りながら欠けて行きます。皆既になる前に空の明るさが
順調に落ちて行けば(予定では19時45分位) 、うっすら細い月が見えるはずです。
そして18時52分に皆既月食となりますが、この時点でもまだ空は明るいので、
影の中に全部入った月は見えなくなるはずです。。
そして、今回の月食が面白いのはここからですよ。
さらに空の明るさがどんどん落ちて行き、不思議な赤い皆既の月が
だんだん姿を現してくるのです。影の中にすっぽり入ってしまった月に、
地球の大気を通り抜けた赤い光が回り込んで、ほんのりと月面を照らすのです。
いやぁ想像しただけでも素敵ですね。
そして、食の最大は19時37分頃で、20時22分頃まで続きます。。
皆さんも是非、双眼鏡を片手に。東の方角が開けた場所で、ご覧くだされ。。
いやぁ、楽しみですねぇ。。そんな幻想的な夜に地下にこもってるなんて。
あっ、でも。そんな月を観たくて店の外にいるやも知れません。あたくし。
どなたか、お留守番お願いします。
あっ! いた。 古賀さんがいるじゃない。その日。ほほほっ。。