Pulteney 8yo / Distillery collection

2011/11/06

in: Vision

スコットランド北部、かつてニシン漁で栄えた港町ウィック。
1,000隻を超えるニシン船が湾内に停泊し、マストが林のように揺れていたといいます。

ヴァイキングの言葉でウィク、すなわち入り江や湾のことをいい、海の要衝だったそうです。

そんな湾を見下ろす高台にプルトニータウンがあります。

ここは、19世紀初頭に計画的につくられた「フィッシング・ヴィレッジ」です。

プルトニーというのは、そのプランを推し進めた国会議員

サー・ウィリアム・プルトニーの名前であり、
彼は当時イギリスの漁業委員会の委員長を務めていたのです。

町はその後、これも有名な技師であったトーマス・スチーブンソンによって
改良が加えられました。彼の息子が、ロバート・ルイス・スチーブンソン。

『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』を書いたあのスチーブンソンで、
執筆に疲れると、父の住むこのウィックの町にやってきては、

休暇を愉しんだそうです。

プルトニー蒸留所ができたのは1826年。

創業者はジェームズ・ヘンダーソンで、その後1世紀近く、

同家が蒸留所経営にあたっていました。

スキャパやアードベッグと同様、バランタインの主要モルトとして知られ
1995年にインバーハウス社によって買収された後

オフィシャルが販売されるようになりました。

個性的なデザインのオフィシャルボトルは、蒸留所で実際に使用されている

蒸留ポッドをモチーフにデザインされており、
2005年サンフランシスコ ワールド・スピリッツ・コンペティションで
ダブルゴールド・メダルを受賞しています。

そんなプルトニーが他店から廻って来ました!

吉祥寺 whisky house vision 

プルトニー 8年 ディスティラリーコレクション

ディスティラリーコレクションは、スコッチモルト販売の定番商品です。
他のスコッチモルト販売のボトルと比較して、上質なものが多いことで知られています。

最近はボトルデザインを一新、原点回帰を掲げて新たなチャレンジをしています。

今回のボトルは、香りは強いアルコールの奥に、ほのかな砂糖の甘み。
味は強いアタックのあとに熟成感。
フィニッシュは味の熟成感をたっぷりと残しつつ、じんわり砂糖の甘みが追いかけて来ます。

この変化はモルトならでは。

残り4杯といったところでしょうか?

Wataru Kobayashi

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