2008/01/11
家族を皆殺しにされ、故郷を離れ成長したウォレス。イングランドへの怨念と復讐に
燃え反抗軍を組織。愛国心に溢れ、現状打破を求めるスコットランドの民衆は、
彼のカリスマ性と指導力にひかれ続々と集まってくる……。
そんな史実を基にしたウィリアム・ウォレスの壮絶な軌跡を描いた映画は、
アカデミーで作品・監督・撮影賞をはじめ5部門に輝きましたね。
家庭をもち、ただ静かに生きたいと願ったウィリアム・ウォレス。
そんな男が、自分の命までも賭して願った物は自由だったんでしょうね。
今の日本に暮らすあたし達には想像もつかないけれど、歴史を紐解いてみれば、
自由を求める戦争がほとんどです。自由とは人間の尊厳であり、それを得るために、
現在でも世界中で戦争が続いています。あちこちでね。
彼は、自由のない人生など、死んでいるも同然だといいます。
だからこそ、最後まで、彼には自分の命よりも大切なものがあったんでしょうね。
最後まで、自分を失うコトがなかったウォレス。肉体が消え去っても。
まさしくブレイブハートなんでしょうね。
「ブレイブハートに捧ぐ。」そんな意味からだったのか分かりませんが
その言葉がクレジットがされているボトラーズモルトがあります。
真っ黒いボトルが印象的な、ジャックウィバース・ウィスキーワールド社から
リリースされているブランド『ザ・クロスヒル』のコトです。
同社のモルトは、几帳面なドイツ人気質そのままにハイクオリティな商品を造っており、
世界中で注目されています。
カリラ 1979-2005 ジャックウィバース ザ クロスヒル
バーボンカスクより204本のボトリングで、60.9%のカスクストレングス。
アードベッグ 1991-2005 ジャックウィバース ザ クロスヒル
ストラスアイラの樽でフィニッシュをかけた珍しい一品。
270本のボトリングで、57.1%のカスクストレングス。
どちらも2005年にボトリングされ、我が社のセラーで長いこと寝ていた
秘蔵モルトです。あまりの美味しさにね。
スコットランドの壮大な歴史の1ページに思いを馳せ。「ブレイブハートに捧ぐ。」
そんな言葉を胸に。。今夜もvisionにて、お待ちしております