しょくらとを/八嶋

2007/02/13

in: Vision
こないだの日曜日、恵比寿 vinsantoで開催された
La Festa 9 -chocolata e dolce-にお越し頂いた皆様、いつもありがとうございます。
今回も懲りずにわたくし、そちらにお邪魔したわけですが、おかげさまで大盛況でしたね。
5人の方に作って頂いたチョコレートケーキたちも素敵で、とても美味しそうでした。
あれだけのスイーツとドルチェワインに囲まれると幸せな気分になりますが、
目の前にあるのに自分が食べられないのは、ある種の拷問です。ホント。
何にしても、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、先週のブログで、フランスのバレンタインデー、サン・ヴァランタンのお話を
お届けしたんですが、それに派生してふと、日本って?と思って調べてみたら・・

日本にチョコレートが最初に渡ってきたのは江戸時代で、
オランダと交易が許されていた長崎の出島の可能性が高いようです。
1790年代に書かれた長崎の遊女街の記録「寄合町諸事書上控帳」に貰った品物の一つとして
「ショクラアト六ツ」という記述があるらしく、他にも、「長崎聞見録」というのに
「しょくらとを」と言葉が載っているんだとか。
いやぁ、けっこう歴史は深いです。何でもそうだけど。

バレンタインデーのルーツとしては、神戸モロゾフ洋菓子店が1936年2月12日に、
神戸で発行されていた外国人向け英字新聞に「バレンタインチョコレート」っていう
広告を出したのが最初で、その後、1958年2月に伊勢丹新宿本店で、
メリーチョコレート会社が「バレンタインセール」というキャンペーンを行ったものの、
3日間で売れたのは30円の板チョコ5枚と4円のカード5枚。たった170円の売上ですって。。
翌年には、ハート型チョコを作って「女性から男性へ」という殺し文句を作ったようです。

なるほど、サロン・ド・ショコラが伊勢丹でやってる意味がわかった気がします。

そういえば、「ショクラアト」「しょくらとを」といった、チョコレートの呼び方。
世界各国、ほとんど似たような言葉で表現されちゃいます。フランス語は「ショコラ」
イタリア語では「チョコラート」、ドイツ語では「ショコラーデ」(schokolade)
韓国語では「チョコリ」、中国語では「チャォクリー」、ロシア語では「ショコラート」
日本では「猪口齢糖」「貯古齢糖」「知古辣他」「千代古齢糖」などの
漢字が充てられていたみたいです。不思議な感じがしますね。。

そんな「しょくらとをの日」にちなんでの、バレンタイン・フェアーは今日からです。
そちらのお知らせもアップされてるので、僕の言葉はこの辺で。たまには短めにねっ。

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