ウェスタリング ホーム 〜西の故郷へ海路を進む〜/八嶋

2008/04/07

in: Vision
Visionの八嶋です。スコットランド本島ケナクレイグというフェリーポートから
カレドニアンマクグレイン号で2時間、ポートアスケイグ港に着きます。
そこがご存知、アイラ島。スコットランド西南に浮かぶ島。
ポートエレン港と並ぶ玄関口ポートアスケイグ港から北へ約4キロ程いった海岸、
マーガディル川の河口にアイラ島最北の蒸留所として1880年に建設され、
孤立していた場所であったが為に道路を整備し、1883年に生産をスタート。
それがブナハーブン蒸溜所です。ゲール語で河口という意味だそうです。

アイラモルトの特徴といえば、強烈なピートや海藻の香りがあげられますが、
ブナハーブンに至っては他の蒸溜所とは異なり、ほとんどピートを焚かないため、
華やかな香りとフレッシュな酸味にほのかな潮の香りが調和して、
穏やかな味わいのウイスキーに仕上がっています。
また、他のアイラモルトがピート層をくぐり抜けた水でウイスキーを仕込むのに対して、
ブナハーブンはマーガディル川の石灰岩を通ったクリーンで微かにピーティな硬水を
利用しているのが、味わいを大きく左右している要因のひとつです。

表ラベルに描かれているのは、舵輪を握る船乗りの姿と“Westering Home”の文字。
これはスコットランド民謡の一節で「西の故郷へ」という意味です。
航海に出たスコットランドの船乗りが、アイラ島、ジュラ島の島影を目印に
故郷へ帰ってきたときの様子を歌にしたものなんだそうです。
また、裏ラベルには船乗りを迎える家族の姿が描かれているんです。
そんな哀愁漂うブナハーブンの限定ものがリリースされました。

yashima080406

ブナハーブン 14年 ポートウッドフィニッシュ
53度のカスクストレングスでボトリングされた、1220本限定のリミテッドエディション。
ポートワインの樽で2年間仕上げの熟成をした、可憐な花を思わせる香りをもち繊細で
華やかな味わいのブナハーブンです。オフィシャルの18年との違いを感じてください。

アイラモルトはとても個性的で強烈だといわれていますが、その中では、
このブナハーブンこそが個性的で繊細で変わり者かもしれませんね。

今夜もvisionにて、お待ちしております。

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