スーパー“カリラ”ジリスティックエクスピアリドーシャス

2007/02/09

in: Vision

visionの八嶋です。今回は唐突なフレーズではいってみました。

映画『メアリーポピンズ』の中に出てくる曲名なんですが、ご存知ですか!?
さて、8つの蒸留所全てが海辺に建ち、そのためか独特のヨード臭やスモーキーな香りがして
クセが強い分、慣れればやみつきになると云われるアイラ島のモルト。

そう、今夜はカリラです。

TS070209

カリラとは、ゲール語でアイラ海峡(サウンド・オブ・アイラ)を意味します。
アイラ島とジュラ島を分かつ、この海峡周辺はスコットランドの西海岸で
最も美しい場所のひとつと言われています。
ナムバン湖の真水を仕込み水としてふんだんに使えることから、
1846年、ヘクター・ヘンダーソンにより、アイラ海峡に面したこの場所に建てられました。

1863年にバロック・レイド社が買収し、1927年にはDCLの管理下に置かれ、
1930年からはSMDに移り、と数多くのオーナーチェンジを繰り返し、
1974年に熟成庫を除いて大幅な建て替えが行われたものの、
カリラ独自の品質を保つため、オリジナルの設計図に忠実に建物と6つのスチルを再現。
ナムバン湖の水は現在でも使われ、伝統的な製法は、今も維持されています。
そんな歴史あるカリラ。今夜のラインナップです・・・

エイコーン フレンドオブオーク 10年
オークの木にまつわる動植物、ひいては人間までも対象にOak(自然)を助ける、
又 助けられている万物をモチーフとしたエイコーンの新シリーズです。

ダグラスレイン オールドモルトカスク 1979 25年
ボトラーとしてはトップクラスのストックを誇るダグラスレイン社の長期熟成ものです。
チルフィルターやカラメルといった手を加えず、さらに50%という度数に加水された
ほかのボトラーとは一味違ったユニークな味わいのカリラです。

クリューガー エイドラ No.5 & No.6
ドイツのボトラー、クリューガーよりリリースされているエイドラシリーズの
第4弾1998の6年、5弾1991、6弾1991の14年をどどぉんと揃えました。飲み比べに最適です。
ちなみに「EIDORA」とはクリューガー氏の所有するウェアハウス(貯蔵庫)です。

サウンド オブ アイラ 14年
メイトランド社詰めのこのボトルは、ペドロヒメネスの濃厚なシェリー樽で
熟成されたカスクストレンクスのカリラです。アイラ島産モルトとしての特徴と
ペドロヒメネスならではの芳醇でフルーティーなシェリーの風味のバランスが
楽しめます。メイトランド社はキングスバリー社の関連会社です。

シグナトリー ヴィンテージ 3971DAYS
1988年、リースで創業したシグナトリー社。現在はエディンバラに事務所兼倉庫を持ち、
ボトリングから保管に至るすべての業務をを行っています。
デイズ・シリーズは、シグナトリー社がドイツ向けにボトリングしたもので、
3971日ですから10年以上11年未満の熟成ということです。

エクスクルーシヴモルト 2nd 1993 12年
クリエイティブウイスキー社が生産しているニューボトラー「エクスクルーシブモルツ」
この新しい会社はデイビット・スターク氏が代表を勤め、
「モルトウイスキーガイド」などの著者である、彼の味に対するこだわりが
見事に裏付けられたブランドのカリラです。

ザ ウィスキーフェアー 1991 13年
ドイツ各地では、年に数回比較的規模の大きいウイスキーのイベントが行われています。
その中でも、近年注目を集めているのがこの「リンブルグ・ウイスキーフェスティバル」。
その名を冠してリリースされたカリラです。

フレイミングカスク クレイジリー ピーティッド 1995
ダルリアダウイスキー社が手がける新シリーズです。
ラベルに描かれた炎燃え盛る樽の絵が印象的です。
非常に攻撃的なピーティ&スモーキーな香り。全体的に甘みの要素を感じるのですが、
スモーキーさが非常に強く、クレイジリーと名付けたのが飲めば分かる感じです

ディスティラリーコレクション 1990
日本のインポーター、スコッチモルト販売の為に特別に瓶詰されたシリーズ。
これまでは蒸留所を描いたラベルでしたが、樽をモチーフにしたラベルに変わりました。
7、8社の瓶詰業者の貴重な樽から選別、すこぶる魅力的なコレクションに仕上がっています

スコッチモルト ウィスキー ソサエティー 1993 10年
ザ・スコッチ・モルト・ウィスキー・ソサエティ(SMWS)は、
1983年にエディンバラに住むモルト・ウィスキー愛好家のシンジケートとして発足。
「何も加えず、なにも除かず、熟成庫で眠り続けていた、そのままのウィスキー」を
嗜むのが唯一にして最大のポリシー。彼らが選んだ75本目のカリラです。

ジャック ウィバース スコティッシュキャッスル 1989 16年
ジャックウィバースウィスキーワールド社は、その名の通りジャック・ウィバース氏が
主宰するドイツのボトラーズのカリラです。

さぁ、もう一回「スーパー“カリラ”ジリスティックエクスピアリドーシャス・・・」
今夜の合言葉はこれです・・・今夜もvisionにて、お待ちしております。

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