2007/05/12
うちのお母ちゃん、とても穏やかで、優しい人。
日常の楽しい思い出、してもらった事、してあげた事、たくさんあります。
迷惑もよくかけました。そのなかでも、一つ心に残るエピソード。
まだ中学生だった自分は、ある日の夜、悪い友達といっしょになり
無免許で原付バイクを乗り回していました。当然のように捕まり、警察署へ。
別にグレていた訳ではなく、誘われるままにしてしまった行動の事の重大さに、
頭の中は真っ白。
暫くして、母親が呼ばれる。時間は夜中の2時過ぎ。
寝ているはずの息子が、まさか外にいるとは、何かの間違いじゃないか、
と思ったと後から聞かされた。
何度も警官に頭を下げる母親を、後ろから黙って視ていた。
帰りの母親が運転する車の中で会話はありませんでした。
というより、何も憶えていません。その後の父親の説教も。
小一時間ほど絞られ、部屋に戻ろうとしたとき、母親がただひと言、
「・・・お腹は空いてない?」
と、声を掛けてくれたことが、いまでも印象に残っています。。
あれから僕も年をとり、母親も年をとりました。
今、月に2、3度ですが、うちの家族を連れ、
実家でご飯を食べるのは今の大切な日課です。。