2007/06/19
ここ十年、中央線沿いに住みながらも意外と機会がなく、
中野には3、4回ぐらいしか行った事がありません。
しかし、その目的は同じで、中野に古くからあるクラシック喫茶に行く事でした。
学生当時ジャズとクラシックにハマり、「中野に味のあるクラシック喫茶がある」と
聞きつけ、友人と行くようになったのです。
そのお店には膨大な数のクラシックLP盤があり、
店内に設置されたリクエスト用の黒板に曲名を書くと、順番にかけてくれるのです。
ワンオーダー制で、コーヒーと紅茶、オレンジジュースしかなかった気がします。
フードは無く、好きな物を持ち込み自由でした。
とにかくこのお店、どこをとってもボロボロで、一体いつからあるのやらといった感じ。
二階席なんか床が落ちるんじゃないかと、いつもヒヤヒヤしてましたよ。
また、コーヒーを頼むとミルクが付いてきますが、
その入れ物がペットボトルのキャップなんです。何故・・・。
まぁ色々ひっくるめて歴史を感じる事はできましたね。
このお店でのんびりした後は、だいたいブロードウェイをブラブラして、
ギョウザの王将で御飯を食べて帰るのがパターンでしたね。
ブロードウェイで買い物をしなければ、往復の交通費を含めて
千円ちょっとで上がるという、非常にコストパフォーマンスの良い街でした。
嗚呼、あの頃が懐かしい・・・。