桃園の誓い/八嶋

『われら天に誓う。われら生まれた日は違えども、死す時は、同じ日、同じ時を願わん。』
家の裏にある桃園で酒席を設け、誓い合った劉備玄徳・関羽雲長・張飛翼徳の3人。
この誓いが、その後の乱世の中国を大きく動かし、後世までも“桃園の誓い”
として語り継がれるている美談です。ただ一緒に死のうと誓ったのではなく、
天下に大きな志を遂げるために、死を賭して力を合わせていこうと誓い合ったのです。
そのことから《大きな志を遂げるために固く誓い合ったこと》を“桃園の誓い”
なぁんて言いますが、初志貫徹はなかなか難しいものですよねっ。

まっ、こんなに大げさではないんですが。久々にみんなで飲んだんですよっ。
僕が、実質うちの会社に引っ張った形になった飯村くんとカトさんらと。
といっても、彼女や奥さんたちも一緒に我が家でホームパーティーって感じでね。
なんたって、彼らは僕のファミリー同然だからね。
それにしても、皆で飲むなんて、いつ以来ぶりでしょう!?
彼らがうちに来た当初から飲もうよ!と言ってはいたものの、なかなか実現せずで。
ようやく、ここにきてって感じですね。皆して休みなんてなかったからね。

思い返してみれば、彼らは、もともと僕のお客さんでした。
前に勤めていた店の常連というか、コアなメンバーだった訳です。
もう付き合いは10年以上になるでしょう。
最初の出会いは、みんな若かったなぁ。あたしもだけど。

飯村くんとは、彼が武蔵野に引っ越してきて、フラリと店に現れたのが最初。
ターキーをロックで飲むのが好きで、でも3杯位飲むと・・・
すぐペロンペロンになって。「負けねぇ。。!」が口癖で。
でも、しっかり負けていて、カウンターでよく撃沈してましたね。
その頃から料理家としてのキャリアを積んでいて、
飲食やサービスについても、よく語り合ったものです。
しょっちゅう朝方まで。「いつか一緒に仕事をやろうなっ!」と。

カトさんは当時まだ学生で、大学の先輩に連れられてって感じでしたね。
彼もまた、お酒が弱く。よく、その女性のひざの上で寝てましたね。
それが、いつのまにか飲食店でアルバイトを始め。
サービスの面白さに目覚めたのか、一人で来るようになり。
「八嶋さん。あのサービスは、どう思います!?僕は違うと思います。」
「こうあるべきですよねっ。」なぁんて熱く、まじめに語っていましたね。
そんな、真面目っぷりのまま大学で勉強していた方向を捨て、
僕らと同じ飲食の道へ。「八嶋さんみたいになりたいんです!」と
言われたときは、正直嬉しかったけれども。責任の重さを多少感じましたね。
だからこそ「いつか一緒に仕事をやろうなっ!」と彼にも言っていましたね。。

そんな3人が、今。一緒に仕事をしているわけなのです。
面白いですねっ、人生は。まさしく運命に導かれるように集まったわけですから。
「いつか一緒に仕事をやろうなっ!」のフィールドには立ちました。
さぁ次の一歩です。次の志への。やることいっぱいありますからね。
その誓いというか、思いというかを3人であらたにしましたよ。
僕らの夢は、まだ途中ですから。そのスタートラインに立っただけです。
夢や理想がないと、いまの現実は無意味で空虚だからね。うむ。

それにしても、我が家に大人5人+ちび1人。なぁんて集まることないから、
楽しいね!でも食べすぎ、飲みすぎで、あっという間にネムネムですよ。
こんどは、いつ出来るかわからないけど、またやりましょね。皆の衆。

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