炊飯器の歴史。 / Algernon Syn.

2015/06/19

前回のブログでも宣言した通り、眞野貴代ダイエット中でして。

米、パン、麺など炭水化物は一切とっておりません。

という流れて、このブログ。

炊飯器について調べました。

米への未練が捨てきれない故のブログ。お許しください。笑

ここでは炊飯器の歴史を製品などとともにたどっていきます。

 

「電気を使用して飯を炊く」と言う発想自体は古くから存在します。

1937年には、現に旧日本陸軍が採用していた九七式炊事自動車には、
炊飯櫃という原始的な電気炊飯器が装備されていました。

これは四角い木製の箱の両端に電極を付けたもの。

炊飯櫃の中に研いだ米と水を入れて電極に通電すると、
中の水が通電により発熱して炊飯を行います。

そして米が炊きあがると、水分が減少するため抵抗値が上昇して
発熱量が少なくなり、そのまま保温に移行するという原理でした。

おお、かしこい。笑

しかし、この方式では水の種類や米の研ぎ加減によって
発熱量が変化して炊き加減がばらつく上に、
感電の危険が大きく、家庭用とするには不向きなものでした。

家庭用の電気炊飯器の初期の開発中のものは、
単にヒーターで加熱し一定温度になると切れる、
という単純な構造のものでした。

しかし、この方式では外気温の影響を受けやすく、
加えて日本では四季により季節の寒暖の差が激しいことから、
米が生煮えになることが多く、未完成品。

各メーカーは失敗続きのまま、試行錯誤を繰り返していました。

この段階では櫃の中に電熱線を入れ込んだ試作機すらみられました。

1950年代には熱源が練炭で、炊きあがりを電気式の
ブザーで知らせる練炭炊飯器も存在したそうです。

最初に実用的な電気炊飯器を発明したのは、
東京の町工場である「光伸社」の三並義忠氏。

釜を三重化する方法を採用することで、実用的な炊飯が可能となりました。

これは空気の層による保熱機能で、温度を高めるようにしたものです。

1955年に自動式電気釜という名で東芝から製品化されたときには、
「二重釜間接炊き」という方式が導入されました。

バイメタル技術を利用したもので、自動式で電源オフにする機能を搭載。

このおかげでいったん電源オンにすれば、
あとは自動的に電源オフになるので、
炊飯中に常時見張っている必要がなくなり、
さらに、自動的に電源オンになるタイマーも別途併売され、
これらにより、電源のON・OFFが自動化されたので、
いったんタイマーをかけておけば、夜眠っている間に炊飯されて、
朝起きたら炊き上がっているという
現在の炊飯器のシステムが確立されたのです。

全自動化の便利さに、電気釜は大ヒット商品となりました。

この当時の炊飯器は保温機能を備えておらず、
最後におひつに移す作業が必要で、またすぐに冷めてしまっていましたが、
1965年に象印マホービンが半導体による
電子制御の保温機能を備えた電子ジャーを発売。

同商品は年間200万個を売る大ヒット商品となりました。

保温可能な商品の登場によって、従来、家庭において洗米から
水張り・火加減を行って、最後におひつに釜から移すという
主婦の作業を軽減させる事にもつながり、
洗濯機と並んで日本の家庭の必需品とまでなっています。

今では、固め、柔らかめの指定ができたり、
ご飯を炊く以外の機能が搭載されていたりと、
素晴らしい発展をしてきた炊飯器。

お米が美味しいって幸せですよね。

いま、痛いほど感じています。

わたしは、あるお客様から言われた、

ダイエットは、
痩せる?
違う。
絞る?
違う。

仕上げることなんだよ。

という言葉を胸に、お米とはひとまずサヨナラをして、
鶏胸肉と仲良くダイエットに励もうと思います!笑

 

Takayo Mano

 

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