2009/09/18
日頃よりお世話になっている、恵比寿ワインバーMに行ってきました。
最初に、白を3種類テイスティングで、品種、生産国が別々の物を出して頂き、その後に赤も3種類というように続けました。
ひとしきり、それに対して、あーだこーだと僕が言った後、店長のAさんの貴重なアドバイスを頂きました。
その後に、もう2杯程グラスで楽しみ、最後に僕は“シャトー ディケム”を、一緒に飲んでいた友人は“オーパス ワン”を頼みました。
お互いに人生初の一杯です。
自慢ですが、僕は“オーパス ワン”は過去に飲んだ経験があり、それはしっかりと自分の体の中に刷り込まれていたので、友人に薦めてみたのです。
お互いに一口味わってグラスをテーブルに置いた後、2人はしばし沈黙しました。
沈黙の後、友人はあまりに陳腐でシンプルな一言を“……美味しい”と。
僕は何も発しませんでした。
実際、それ以外表現のしようが無いのです。
ただ、何か絶対的な物に触れてしまった印象と、そういう時に言葉で何かを伝える事の限界、無力感を思い知るのです。
スポーツに例えるなら2001年、イチローが海を渡った最初の年に魅せたライトからサードへの“ザ・スロー”と呼ばれる送球、向こうの実況アナウンサーが“レーザービーム”と表現したプレーのような感じです。
それは一つの作品として完璧で、言葉の入り込む余地がありません。
ああいう時に、解説者が“いや~、肩が強いですね~”などと言うと、頼むから黙っててくれよと思います。
例えば今から5年後、僕がもし生きていたとして、どこで何をしていようとも、今回飲んだ“シャトー ディケム”と場所と相手と状況を瞬時に明確に思い出すでしょう。
それだけは確かです。
今夜も代々木上原canned crab barでお待ちしております♪♪