2013/09/18
皆さん、お袋の味と言ったら何を思い浮かべますか?
私は断然肉じゃがです。
小料理屋や居酒屋で肉じゃがが出てくると故郷や母親を思い出す男性も多くいるのでは?
又、交際をスタートさせたばかりのカップルでも、女性が男性に肉じゃがを作り、
家庭的な一面をアピールすることも、あるとか無いとか…笑
しかし、肉じゃがのルーツを辿ると『お袋の味』と言うには少々に疑問が残るのです。
肉じゃがが誕生したのは明治時代。肉食が解禁されたのが明治時代であり、
考えてみれば西洋の野菜であるじゃがいもや玉ねぎが入ってきたのもそう。
当時は珍しい食材でした。
京都の舞鶴市は『肉じゃがの発祥地』と宣言しており、以下がその主張です。
「かつて日本海軍では、航海中の水兵さんの脚気を防ぐために英国海軍艦上食をモデルに
食事を改善。舞鶴海軍鎮守府が開庁された時、初代司令長官として着任した東郷平八郎さんが
青年時代留学していたポーツマスで食べたビーフシチューが忘れられず、
艦上食として肉じゃがを作らせた」
これが肉じゃがの始まりだそうです。
これにクレームをつけたのが広島県の呉市。
東郷さんは舞鶴に赴任する前には呉におり、当然その時も肉じゃがを作っていたはずだ!と。
…まあ、ふたつの言い分はさておき(ーー;)
一致しているのは東郷平八郎さんが肉じゃがの父であり、スタートは和風ビーフシチュー。
海軍に行った息子が我が家に帰って母に伝えた料理だったのですよ。
そして、肉じゃがの最後の味付けを変えるとカレーライス。
こちらも海軍名物料理ですね。納得。
もちろん、昔、母の作ってくれた肉じゃがの味が、それぞれの『お袋の味』
であることに変わりないとは思いますが(^^)
さて。じゃがいもを原料としたお酒をご紹介。
オールボー タッフェル アクアヴィット。
カクテルでも、お好きな方はストレートでも。
Takayo Mano
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