2013/08/24
最近、先日ブログでもお話しましたが、ソムリエ試験を受験しました。
なんとか1次は通過しました!
あとは2次。やるっきゃないです!
さて、難関なイメージのあるソムリエ1次試験。
たまに歴史にまつわる問題も出題されます。
頻繁に聞くのは、古代ローマや古代ギリシャ
ワインやシェリーなど、ギリシャ人とローマ人が非常に深く関わっているようです(´・_・`)
そこで、ギリシャとローマのおはなし。
ヨーロッパの文明を紐解くとき、どうしてもキリストの時代を中心に考えがちですが、
ギリシャの文明は、キリストのはるか昔から育まれた、
いわばヨーロッパ文明の根底とも言われる文明なのです。
19世紀に描かれた絵画を鑑賞するときも、ギリシャ文明を知らずして
見ることは出来ない程に多く題材として取り入れられているんですよね。
しかし、ギリシャ文明よりも、何故かローマ文明の方が耳馴染みありませんか?
実は理由があります。
古代ローマ、ギリシャの神話を並べてみてローマ人は考えました。
ギリシャ神話の方がおもろい。と。
そうです。その勢いでローマ人は自分たちの神話を
そっくりそのままギリシャ神話に書き換えました。
そう。パクったのです。
なんでもアリな時代だったのですね(._.)笑
しかし、ギリシャ神話で綴られる神々の名前はローマのものにしよう。
ということで、名前は違えど、同一人物がいるんですよ!
例えば、
ギリシャの神、ゼウス
=ローマのユピテル(ジュピター)
ギリシャのポセイドン
=ローマのネプチューン
ギリシャのアポロディテ
=ローマのヴィーナス
…知ってました?
ワイン用ぶどうだけでなく、神々にもシノニムがあるんです( ̄▽ ̄)
でも、一番印象が強かったのは、ローマのクピードー。
つまりキューピット。男女の仲をとりもつ小さな神様。
ギリシャでは、エロス。なんです。
なんだかリアル。笑
男女の仲をとりもつエロス。納得。笑
アルジャーノン シノニムの『シノニム』にも、似たような意味を込めています。
違うけど、同じ。同じだけど違う。
人の思いごと継承させていただくことは、とってもありがたく、
大事にしなくてはいけないなと毎日身の引き締まる思いです。
アルジャーノンシノニム、17時に開店です!
ローマ神話にちなんで、今日はイタリアワイン。
ランゲのネッビオーロ。
Takayo Mano