サルーミ。 / 赤坂見附 Algernon Syn.

2013/11/19

当店赤坂見附アルジャーノンシノニムフードメニューの中に、
「サルーミの盛り合わせ」というものがあります。

サラミや生ハムを5種盛り合わせたもの。

イタリアはトスカーナの伝統的なサラミ、サラミトスカーノ。
ピリッとスパイスの効いた、サルシッチャピカンテ。
イタリア料理に良く使われる、おなじみパンパンチェッタ。
生ハムといったら最もメジャーなプロシュートスライス。
イタリアの珍味、豚の背油に塩をすりこみ熟成させた、ラルド。

以上5種類と、少量のナッツを散りばめてお出しします。

あれ?サルーミって、サラミじゃないの?生ハムも入ってるよ?

とお客様に言われることがあります。

そうです。サルーミとサラミは、ちょっと違うんです。

イタリア語のSALUMI(サルーミ)とは、ハム、ソーセージ、サラミなど
食肉加工品全般を指す総称です。
その言葉は、SALE(サーレ=塩)に由来します。

材料である豚の飼育にはじまり、肉の選択、サイズ、加えるスパイス、
熟成期間中に吹く風に至るまで、各地の伝統と気候とが深く関わり、
生まれたバリエーション豊かな製品なのですよ。

だから生ハムもサルーミ。ご存知でしたか?

今日はサルーミの歴史を少々(^^)

イタリアにおける塩漬けと熟成による豚肉の保存の起源は、かなり古い時代にまでさかのぼります。

古代ローマ時代にはプロシュートはさまざまな集まりや祝宴の席での主役となり、
その後の時代においては、商取引の際の通貨としてサルーミが用いられたこともあったほどです。
これは驚きですね。

「豚に捨てるところなし」

という古い イタリアの格言があるように、何世紀もの歴史の中で、
豚の飼育と豚肉加工品の消費は徐々に重要性を増していきました。

料理法が発達し、豚肉が贅を凝らした 晩餐の席に
登場するようになったルネッサンスの繁栄期を経て…

19世紀には最初の食品工業や食品加工品が生まれ、現在のように普及していったのです。

SALUMI(サルーミ)は食肉加工品全般を指す総称ですが、
SALAME(サラーメ)とはそのカテゴリーの中の一つ、
ひき肉を腸詰にして熟成したものを指します。

そうです、サラーメこそが日本で一般にサラミと呼ばれているものです。
どちらもsale(サーレ=塩)salatura(さラトゥーラ=塩漬け)から来ている言葉なので、
似ていて混乱しやすいですね( ;´Д`)笑

今日のオススメは、サルーミの盛り合わせ。

$bar Algernon Synonym 赤坂見附

実はお食事も充実しているアルジャーノンシノニム。

是非!

Takayo Mano

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bar Algernon Synonym / 赤坂見附

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