2017/09/26
かなり前ですが、独立開業支援についての記事が、
中途半端に終わっていたので、改めて複数回にわけて書き直してみます。
私たちのミッションは【100人のBARオーナーを輩出する】こと。
それはつまり、世の中にたくさんBARをつくりたいということ。
そしてそのBARは、ひとりの経営者の価値観で積み重ねるのではなく、
それぞれのバーテンダーが、自らの想いや嗜好によって
創られていくことで、私たちの考えるBARという存在に
足を運んでくれる方が増えるんだと考えています。
だから、私たちは[BARで独立開業]するという志を持っている人が
集まるプラットフォームであることを目指しています。
私は20歳の時に、地元吉祥寺でBARを開業しました。
そこから現在に至る迄の経験から
[独立開業は早ければ早いほうがいい]ことを確信しています。
ただ、さすがに何も知らな過ぎたが故、
後悔や反省が多少なりあるので、正確には
[独立開業を視野に入れて行動するのは、早ければ早いほうがいい]です。
BAR開業するために、最初に「すること」というより
「しなけれなばならないこと」はひとつ。
「想像すること」です。
これがすごく大事なんだけど、意外とできない。
いつかやりたいという夢を掲げる人や、焦燥感に駆られる程の
決意を持ってる人は、たくさんいるんだけど、それは少し違う。
もっとシンプルに、自らのBARと
カウンターに立つ自分自身、それがある日々。
それを、どれだけリアルにイメージできているのか、
そういった想像力のようなものを持つことが、
スタートラインに立つということです。
それは、年齢やキャリアに左右されることはありません。
今回は、これが一番大事ことなんだけど、
私が若干ハタチで開業した時、金も経験もないのはもちろん、
実は「目標」も「野心」も「決意」もなかったんです。
ただただ、ちゃんとリアルに想像をしていました、
自身が運営するBARを事細かに。
その結果、半年も経たずに小さなBARが
オープンしたというだけの話です。本当に。
バーテンダーの職には就いている、スキルも持っている。
でも、何も始まっていない、
スタートラインにさえ立っていない人が大勢います。
あくまで独立開業についての話だけれども。
次回以降は、スタート地点の先に、どんなキャリアパスを描いて、
BARオーナーのステージの入口にどう繋がっていくのか、
そして私たちのプラットフオームには
どんな支援策があるのかを書いていきたいと思います。<続>
Nobuhide Kobayashi