集中とリラックスpart2／松村

当たり前の事ですが、行動する時に緊張から自由になる為には、
何か具体的な物(相手、目的、場所、あるいはそれら全て)に集中してなければなりません。
例えば教室をコンビニであると仮定して、ただ時間を過ごして出ていく
(当然、それを観客が見ています)という実験をした事もありました。
その時、何が見られるプレッシャーからの助けになるかと言えば、
この場所をコンビニだと本気で信じて、具体的な物(例えばパン、スナック菓子、牛乳など)
を思い起こしながら実際に触っていく行動を取る事です。
これは決してパントマイムや触ってるふり、ではありません。
実際に信じて触る行動をするのです。言い換えれば、自分が主体的に行動するのです。
これを忠実に行った結果、観客側からは明らかに存在、在り方の差が見てとれます。
これは誰の目にも明らかな程の違いで、その違いが少し乱暴な言い方をすると、
良い役者とそうで無い役者の差です(特に舞台の場合は)。
要するにどれだけ具体的な事柄に集中して確信を持って行動しているかで、
その人の存在が大きく変わってしまうのです。

その事実は別に舞台だけでは無く、日常生活の様々な場面で見てとれます。
例えば、レストランで食事をした場合、働いてる人がどれ位の経験を持った人で、
その場所でどのような立場にある人か、会話を聞かなくても大体は読み取る事が出来ます。
それは、経験ゼロで働き始めて一週間の人と、長年色々な職場で経験を積んだ
ソムリエの人とは存在そのものが違って見えるのです。年齢や外見は関係ありません。
働き始めて一週間の人は、たいてい何をやって良いのかが曖昧で自分の中で確信も持てていないので、集団の中で妙に“浮いて”見えるのです。
一方、確信を持って行動してる人は、組織の一部分として全く違和感無く溶け込んで
調和して見えます。

他にも意識の持ち方次第で人の存在が変わるという面白い実験の一つに、
椅子取りゲームなどもやりました。また機会があれば紹介したいと思います。
例によって眠気の為、何を書いているのか自分でも分からなくなってきました
(仕事終えて、朝の8時に書いています)。
こういう実験の過程には、ここがゴールという終わりが無い為、
色々な事を試して試行錯誤しながら楽しむ事が出来るのです。。。
という訳で今日はもう寝ます(笑)。今夜もvinsantoでお待ちしております♪♪