たまらなく魅力的/松村

2009/03/16

22日にベルギービールパーティーを開催するに当たり、ベルギーという国についての書物を(ほんの少しですが)読んだりして思うのは、僕にとってたまらなく魅力のある国だという事です。決して営業トークとして言っているのではありません(そんな事言うと余計怪しいか…笑)。実際に行った事が一度も無いので、なおさらそう思うのかも知れませんが…やっぱり想像力がより多く働きますからね。
ともかく、ビール・チョコ・ワッフル等で有名なのは、今ではすでに一般的になっていますが、オランダ・ドイツ・フランス・ルクセンブルクといった国々に囲まれた“ヨーロッパの心臓”とも呼ばれるこの国には、言語体系も独特で、南はフランス語、北はオランダ語、首都ブリュッセルでは、ほとんどの人が両方の言葉+英語を普通に話し、相手によって3~4ヶ国語を使い分けるという芸当をごく当然の事としておこなっているそうです。例えば(これは完全に本の受け売りですが)、ベルギー人同士でも英語で話したりするそうです。つまり一方のネイティブがオランダ語、もう一方がフランス語の場合、お互いに英語を使う事によって、相手をリスペクトし、自らの文化を相手に押し付けないという、言ってみれば当たり前の事がが実行されている訳です。そう言った事は、ビールに関しても同じで、“自由にやりたいからこそ、ほかに干渉しない”といった独自性が、あの多種多様なビールを生み出す根元にあるのです。
対して日本はどうなんでしょうか?? 日本は文化的、歴史的にベルギーとは正反対の国ではないでしょうか。島国で、日常的に外国人と接する事が少ない日本人は一般的に(例外もありますが)、コミュニケーションスキルの面で致命的にナイーブです。逆に言えば、これまで歴史的に、そういったスキルは生き延びる上で、ほとんど必要とされなかったという言い方も出来るかと思います。それでもこれから先、日本という国が(また個人にしても)、何とかアイデンティティーを確保しつつ生き残っていく為には、ベルギーのような国は非常に参考になる気がします。
そして、前にも書きましたが、そういった違いを“実感”する為には必ず現地に出ていかなければなりません。数年後、ベルギーで生活しつつ仕事する…そういう自分の姿が簡単にイメージ出来ています。それ位、僕にとっては魅力的な国です。22日、少しでも多くの人に、そういった背景も含めてベルギービールを味わって頂ければ嬉しいです。

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